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2012 Fiscal Year Research-status Report

遺伝子の異常メチル化による悪性黒色腫の早期鑑別診断

Research Project

Project/Area Number 23591630
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

篠島 由一  日本大学, 医学部, 助教 (80599928)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 照井 正  日本大学, 医学部, 教授 (30172109)
Keywords悪性黒色腫 / DNAメチル化 / 早期鑑別診断
Research Abstract

日本大学医学部付属板橋病院皮膚科で皮膚腫瘍切除術を施行され、病理組織診断において悪性黒色腫と鑑別が困難である色素性母斑、Spitz母斑、異型母斑(dysplastic nevus)、および悪性黒色腫の表皮内癌(melanoma in situ)等と診断された患者よりDNA、RNAの抽出を行っている。表皮内腫瘍など病変が小さい場合はレーザーマイクロダイセクションを用いて腫瘍を切り出し、DNA, RNAを抽出後にマスアレイを用いたZAR1遺伝子のメチル化の解析、リアルタイムPCRを用いたmRNAの発現解析を行っている。また、各疾患において、ZAR1遺伝子のDNAメチル化変化と、人種、性別、年齢、紫外線暴露、予後等に臨床相関があるか解析を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

症例が当初の予定より少なく、表皮内腫瘍に対しては、レーザーマイクロダイセクションによりDNA、RNAの抽出を行っているが、病変が小さいためDNA、RNAを抽出することができない場合が多く、マスアレイを用いたDNAメチル化解析、およびリアルタイムPCRを用いた遺伝子の発現解析に至らない症例があり、達成度は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

レーザーマイクロダイセクション用のプレパラート作成時のミクロトームによる切片の厚さの変更や、レーザーマイクロダイセクションの設定の変更などにより、良質で高濃度のDNA、RNAを抽出する。また、マスアレイを用いたZAR1遺伝子のDNAメチル化解析、およびリアルタイムPCRを用いた遺伝子の発現解析の精度を上げていくため、PCR用のプライマーの設計の変更等を検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

引き続きレーザーマイクロダイセクションによるDNAの抽出を行い、マスアレイを用いてZAR1遺伝子のDNAメチル化解析を行っていく。また、リアルタイムPCRを用いてZAR1遺伝子の発現解析を行い、良性組織と悪性組織の鑑別が可能か解析を行う。また、各疾患において、ZAR1遺伝子のDNAメチル化変化と、人種、性別、年齢、紫外線曝露、予後等に相関があるか検討を行っていく。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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