2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23591693
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
大谷 浩一 山形大学, 医学部, 教授 (00194192)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 人格 / 遺伝的要因 / 養育環境 / 相互・相関作用 |
Research Abstract |
「環境と遺伝子の相互作用が人格形成に与える影響」本研究は、人格形成における遺伝的要因と養育環境の相互・相関作用を検討するため、健常日本人約1,000例を対象に、人格と幼少時期に受けた養育態度をそれぞれTemperament and Character Inventory(TCI)、Parental Bonding Instrument(PBI)を用いて評価し、monoamine oxidase A遺伝形とserotonin transporter遺伝形を、PCR法を用いて同定する。得られた結果より、人格形成における遺伝的要因と養育環境の相互・相関作用を検討することを目的としている。平成23年度は研究計画に基づき対象の募集を行った。具体的には、山形大学の学生および関連病院のスタッフより研究参加について文書で同意を得られ精神的・身体的に健康な男女約1,000例を募集した。精神疾患の有無のスクリーニングをStructured Clinical Interview for DSM-IVを用いて行った。TCIを用いて人格特徴の評価を行い、PBIを用いて両親から受けた養育態度を評価した。また、採血を行った後、QIAamp Blood Kit(Qiagen、Japan) を用いてDNAを抽出し、-20℃で冷凍保存した。平成24年度も引き続き対象の募集を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究において統計学的に必要な症例数は約600例以上であるため、600例を最低募集人数としていた。平成24年3月時点で対象数は767例に達しており、研究計画に記載した以上の対象数が集まっており、当初の計画以上に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従って、平成24年度も平成23年度に引き続いて対象の募集、人格特徴と養育環境の評価、DNAの抽出を行う。また、学会に参加し資料収集・情報交換を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本研究は、多人数の対象者の血液からDNAを抽出するため、採血物品(採血針、採血管)、DNA抽出用試薬等の消耗品を必要とする。また、人格特徴全般と養育環境をそれぞれTCI、PBIで評価するための複写の経費や、文献などの資料収集のための経費が必要である。平成24年度には学会に参加し、資料収集、情報交換を行う予定である。従って、平成24年度は研究費をこれらの目的に使用する予定である。
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