2013 Fiscal Year Research-status Report
睡眠覚醒リズムからみた集中治療環境でのせん妄病態とメラトニンアゴニスト治療の効果
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23591731
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
高江洲 義和 東京医科大学, 医学部, 講師 (90421015)
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Keywords | メラトニン / 睡眠障害 / 集中治療環境 |
Research Abstract |
平成23年、24年研究で得られたCoronary Care Unit(CCU)入院中の心疾患患者におけるアクチグラフや質問紙を用いた睡眠指標や尿中の6-sulfatoxymelatonin(6-SMT)によるメラトニン分泌定量評価の対照研究を行った。平成25年3月と9月の二回に分け、計19人の年齢、性別をマッチさせた健常対照者に対して、CCUと類似の環境下での睡眠指標やメラトニン分泌の評価を行った。また両研究で得られたデータの解析を行いCCU患者と健常高齢者におけるメラトニン分泌や睡眠状態の比較検討した。この結果をもとに論文作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成23年、24年度に引き続き研究協力者の募集が予想以上に難航した為。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は比較的順調に研究が進展すると予想される。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年、25年度にCCU入院患者と健常対照群でのメラトニン分泌と睡眠評価の比較検討を行ったが、これを基にしたメラトニンアゴニストの治療効果の検討が未実施であり、これを平成26年度に行い、睡眠学会のシンポジウムで発表することとしたため未使用額が生じた。 メラトニンアゴニストの治療効果の研究実施及び解析と学会でのシンポジウムでの発表を次年度に行うこととし、未使用額はその経費に充てることとしたい。
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