2012 Fiscal Year Research-status Report
高分解能MR内視鏡の開発とその臨床的有用性に関する研究
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23591753
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山田 一郎 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (90182518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 二朗 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (80280973)
伊藤 栄作 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (80345298)
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Keywords | MRI / 内視鏡 / MR内視鏡 / 高分解能 / 病理組織学 |
Research Abstract |
1. 高分解能MR内視鏡(MRE)の撮像を1.5-TのMR装置と7-TのMR装置を用いて行った。 2. 全身の各臓器の高分解能MREに適合する様々な形状と大きさのRFコイルについて設計と試作を行った。 3. 実験用ファントムを用いて高分解能MREの撮像実験を施行した。スピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法及び高速グラディエントエコー法による高分解能MREを施行することにより、RFコイルの空間分解能、コントラスト分解能及び時間分解能を検討した。この結果に基づいて、最適な高分解能MRE像の得られるパルス系列、繰り返し時間(TR)、エコー時間(TE)、フリップ角、field-of-view(FOV)、マトリックスサイズ、スライス厚を検討した。 4. 実験動物を用いた高分解能MREの撮像実験を施行した。実験動物の臓器についてスピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法及び高速グラディエントエコー法による高分解能MREを施行し、各臓器ごとに最適な高分解能MRE像の得られるパルス系列、TR、TE、フリップ角、FOV、マトリックスサイズ、スライス厚を検討した。 5. 実験動物から臓器の組織標本を作製し、それぞれの臓器における高分解能MRE像と組織像との相関性を検討した。 6. 手術によって摘出された人体の臓器を用いて、高分解能MREによる病理組織学的なレベルでの病変描出能力と病変の質的診断能力を検討した。 7. 消化管腫瘍については7-TのMR装置によるdiffusion tensor imagingを実施し、拡散強調高分解能MREの検討を行った。病変の質的な診断とともに、病理組織学的な壁深達度、リンパ節転移及び病期診断に関する拡散強調高分解能MREの診断能力を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までの所、研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従っておおむね順調に進展している。 従って、交付申請書に記載された研究の目的はおおむね順調に達成されているものと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従っておおむね順調に進展している。 従って、「今後の研究の推進方策」に特に変更はないので、これまでの計画通りに研究を推進する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究は交付申請書の研究実施計画の内容に従っておおむね順調に進展している。 また、「次年度に使用する予定の研究費」は6,451円と少額であり、次年度以降の研究費と合わせて使用する計画である。 従って、「次年度の研究費の使用計画」に特に変更はないので、これまでの計画通りに研究費を使用する予定である。
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Research Products
(6 results)