2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23591773
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
平賀 聖久 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (50335973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠中 正光 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40253413)
塩山 善之 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (10323304)
柿原 大輔 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80529818)
古森 正宏 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, その他 (90529819)
鶴丸 大介 九州大学, 大学病院, 助教 (90419565)
本田 浩 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90145433)
松尾 芳雄 九州大学, 大学病院, 助教 (50419595)
内田 耕栄 九州大学, 大学病院, その他 (20610611)
宮坂 光俊 九州大学, 大学病院, その他 (10457434)
西牟田 雄祐 九州大学, 大学病院, その他 (10635220)
米澤 政人 九州大学, 大学病院, その他 (80529834)
佐々木 智成 九州大学, 大学病院, 講師 (10380437)
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Keywords | 食道癌 / MRI |
Research Abstract |
食道癌は、周囲臓器への浸潤などにより手術が困難となった場合、放射線・化学療法などの集学的治療が施行される。これらの集学的治療による効果判定は、その多くが食道癌取扱い規約に定まるX線所見や内視鏡所見、すなわち腫瘍のマクロな形態変化に基づいて評価されているのが現状である。近年人体の躯幹部に対する応用が進むMRI検査は、細胞レベルの変化を画像化する診断法であり、腫瘍のよりミクロな形態変化を評価することが可能である。 今回の研究の目的は、食道癌の治療に於いて、X線検査や内視鏡検査を用いた現行の効果判定とMRI検査を用いた効果判定を比較検討し、病勢をより正確に評価し得る指標を構築することである。 本研究では、食道癌に対する放射線・化学療法の治療効果を予測する画像パラメーターについて研究した。予備研究として食道造影での治療効果判定に関する研究をおこなった。この結果、治療前後での狭窄率の変化が治療効果と相関していることが判明した。主研究はMRI拡散強調画像を用い、治療効果判定について検討した。登録症例42例のうち、24例がADC(みかけの拡散係数)を計測可能であった。根治的放射線化学療法を行った12例では、治療前および治療後のMRI所見と治療効果との関連は認められなかった。術前放射線化学療法を行った12例では、治療後のADC値と治療前後での変化率が、治療効果と有意に関連していた。
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Research Products
(1 results)