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2011 Fiscal Year Research-status Report

アミロイド変性症(AD,FAP)の分子イメージング診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 23591781
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

冨吉 勝美  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 教授 (60188802)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordsピッツバーグ大学
Research Abstract

(1)アミロイドβ(Aβ)に親和性の高い2-[4'-([11C]methylamino)phenyl] -6-hydroxybenzothiazole(11C-PIB)[11C]Pittsburgh Compound-B(以下 [11C]PIB)の前駆体である2-(4’-Aminophenyl)-6- hydroxybenzothiazole(以下6-OH-BTA-0)の化学合成を行った。合成手順はStep1からStep6までで合成し、前駆体を得た。前駆体をSilver Ttifluoromethane Sulfonate のメチルトリフレート法により、[11C]PIBの標識合成をおこなった。高速液体クロマトグラフィー(以下HPLC)による分析の結果、[11C]PIBの保持時間は約9.5分、6-OH-BTA-0の保持時間は約6.7分となり、[11C]PIBの標識合成、カラムによる分離を行った。(2)18F -FESBの標識合成九州大学中園準教から送られたサンプルはナスフラスコに薄黄色い付着したものでアセトンに溶かして、重量測定した空試験管に移して乾燥して測定 6mgであった。反応には6mgを無水アセトニトリルにとかし、1部をHPLCによる分析をおこなった。分析条件は次のとおりである。の条件で分析した。前駆体(1-(2’-fluoroethoxy)-2,5-bis(4’-methoxystyryl)benzene (FESB))+18F-/Kriptfix222  ->SepPak Silika に〔生成物+副産物〕をトラップ → Et2O 3ml中に生成物脱離 減圧蒸留 →18F- FESBの標識合成を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度の計画では(1)[11C-PIBの合成・精製]をMethyltrifluorosulfonyl(Methyltriflate)method を従来11CH3Iである前駆体をメチルトリフレートに置き換える。11CH3I + AgOSO2CF3 --> 11CH3OSO2CF3この後の反応は、アセトン中に溶かしたthyoflabinTを80度に加熱し、密封反応器で10分間反応させた後、未反応化合物と標識化合物の分離精製を行った。反応は問題なく合成されたが、分離精製では、まだ分離精製が十分でなくカラムあるいは分離剤の検討が必要である。  11CH3OSO2CF3 +  PIB --->11CH3-PIB+ HOSOCF3(2)18F- FESBの臨床応用のため、11PIBと並行して、FAPの診断薬18F-FESBの標識合成を日赤熊本健康PETセンターの臨床チームと脳機能病態学および病態情報解析学両分野の研究分担者の臨床協力で標識合成を行った。合成したESBの前駆体量が少ないことから標識合成実験回数が少なく九州大学の中園準教による合成を待っているが、現在本研究室でMSBの合成を開始し、それによる動物実験を開始する予定である。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度は標識薬剤 11C-PIB、18F- FESBの臨床応用となっているが、臨床応用には倫理委員会による薬剤の人体への薬剤安全管理が必要であり、そのための動物実験によるデータを収集する必要がある。そのため上記、MSBを合成しI-123で動物実験を行い、臨床応用への品質管理データとする。また日赤熊本健康PETセンターの臨床チームと脳機能病態学および病態情報解析学両分野の研究分担者の臨床協力による臨床応用を進めるため、FAPの診断薬18F-FESBの標識合成とADの診断薬11C-PIBの標識合成と品質管理で同センター倫理委員会に認可後、注射用薬剤とするこが要求される。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

j次年度は、新薬剤なので、臨床応用の前に、動物実験を行い、その有効性と品質管理を行う目的で、マウスとラットの購入と体内分布を調べるための放射性核種の購入など薬剤の品質管理データのための実験費用とC11-PIBと18-FESB標識合成の分離と収率を挙げることが必要である。収率、放射化学的純度、発熱物質検査、無菌検査などのデータを集め、臨床研究の基礎データを作るための薬剤、それぞれの検査に関連した物品の購入がある。そのデータにより、倫理委員会の認可を得た後臨床応用にすく応用できる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 18F酢酸の標識合成と分取精製(臨床応用への基礎実験)2012

    • Author(s)
      宮崎吉博、二宮賢太郎、竹永恵理子、山野正起、盛島由貴、野守裕明、冨吉勝美
    • Journal Title

      熊本大学医学部保健学科紀要

      Volume: 8号 Pages: p71-p76

  • [Presentation] PIBの合成と11Cによる標識合成2012

    • Author(s)
      熊本智美、冨吉勝美、盛島由貴
    • Organizer
      九州放射線医療技術大会
    • Place of Presentation
      鹿児島市・鹿児島県文化センター
    • Year and Date
      2012年11月5日
  • [Presentation] 新たに開発した、PIB,18-FESCBを用いた各種アミロイドーシスの組織学的診断2012

    • Author(s)
      大園麻実、大林光念、安東由喜雄、冨吉勝美
    • Organizer
      九州放射線医療技術大会
    • Place of Presentation
      鹿児島市・鹿児島県文化センター
    • Year and Date
      2012年11月5日

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Published: 2013-07-10  

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