2013 Fiscal Year Annual Research Report
レビー小体型認知症におけるアミロイド沈着、糖代謝病態解明
Project/Area Number |
23591804
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
石井 一成 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (50534103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 卓道 近畿大学, 医学部, 教授 (20252653)
熊野 正士 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70335339)
岡田 真広 近畿大学, 医学部, 講師 (20296700)
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Keywords | 認知症 / レビー小体型認知症 / PET / アミロイド / 糖代謝 / 脳 / アルツハイマー病 / パーキンソン病 |
Research Abstract |
本研究の目的はPETによるアミロイドイメージングと糖代謝画像を用いてアルツハイマー病(AD)についで多いレビー小体型認知症(DLB)の病態を解明し臨床診断に役立てようとするものであり、3年度の計画を実施した。H24年度での段階でアミロイド沈着はAD群20例中17例、DLB群では5例中1例、1例が沈着疑い、3例は沈着が認められなかったことより、DLB群の頭頂側頭葉での糖代謝低下はアミロイド沈着に依存せずDLB特有の原因によるものと考えられることを「認知症におけるPETの役割」に関する総説の中で報告し、AJNRに受理、電子出版された。 H25年度にDLB症例を5例追加し、DLB群10例と年齢、認知機能障害の程度をマッチしたAD群10例につきアミロイドイメージングと糖代謝画像をVoxel-based analysisの手法を使い比較した。DLB群では半数がアミロイド沈着陽性、残り半数が陰性であったが、糖代謝はアミロイド沈着に依存せずAD群と比較して後頭葉、頭頂側頭連合野、後部帯状回・楔前部で有意に低いことを確認した。現在論文作成が終了し、投稿中である。
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Research Products
(2 results)