2011 Fiscal Year Research-status Report
原発性上皮小体機能亢進症腺腫におけるcAMP/PKAシグナリングの解析
Project/Area Number |
23591910
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
日比 八束 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (10399024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 豊 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (90595977)
岩瀬 克己 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (70148261)
今井 常夫 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80252245)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 上皮小体 / PKA / 線腫 / 上皮小体機能亢進症 |
Research Abstract |
「研究の目的」、「研究実施計画」に基づき平成23年度の下記研究はほぼ順調に遂行した。1. 原発性上皮小体機能亢進症における腺腫で PRKAR1α 遺伝子が過剰発現していることを手術凍結標本から RNA を抽出しノザンブロット法を用いて解析する。2. 同様に蛋白を抽出しウェスタンブロット法を用いて蛋白レベルでの発現を検討する。また PKA 活性を正常腺と腺腫でそれぞれ測定し比較する。以上研究実施計画に記載したが、海外学会への参加が出来ず情報収集に遅れている。情報収集を平成24年度の課題にし、平成23年度の研究の成果を積極的に発表するとともにさらなる情報収集をする。上記、1.2についての実験はおおよそ順調に進んでおり、平成23年度の研究を基にして、更に下記3.4.5の研究を進める。3. 手術病理未染プレパラートを用いて各種PKA subunit 抗体および抗PCNA抗体を用いて二重免疫染色を施行しそれらの関連について評価する。4. 培養細胞にフォルスコリンで cAMP/PKA シグナリングを外的に刺激したのち培養した細胞から蛋白を抽出し、抗リン酸化Bcl-2抗体を用いてウェスタンブロット法で Bcl-2 蛋白のリン酸化の状況につき検討する。5. 別のプレートで処理した培養細胞では WST アッセイおよびフローサイトメトリにて解析し細胞の生存率およびアポトーシスにつき検討する。検体数の不足という難点もあるがこの件については共同研究者と共に考えていかなければならない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験は順調であるが、検体数の不足と情報収集不足。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度同様、検体収集に努める。海外学会、国内学会に積極的に参加し、平成23年度の研究の成果を発表するとともにさらなる情報収集をする。検体の更なる収集。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
海外学会、国内学会に積極的に参加し、平成23年度の研究の成果を発表するとともにさらなる情報収集をする。・手術病理未染プレパラートを用いて各種 PKA subunit 抗体および抗PCNA抗体を用いて二重免疫染色を施行しそれらの関連について評価する。・培養細胞にフォルスコリンで cAMP/PKA シグナリングを外的に刺激したのち培養した細胞から蛋白を抽出し、抗リン酸化Bcl-2抗体を用いてウェスタンブロット法で Bcl-2 蛋白のリン酸化の状況につき検討する。・別のプレートで処理した培養細胞では WST アッセイおよびフローサイトメトリにて解析し細胞の生存率およびアポトーシスにつき検討する。
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Research Products
(3 results)