2012 Fiscal Year Research-status Report
ヌクレオフォスミン(NPM)の解析による肝細胞癌発癌機構及びその治療法の解明
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23591998
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
榎本 武治 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (70350626)
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Keywords | 国際情報交流 |
Research Abstract |
1.癌細胞由来の培養細胞株においてNPMを強制的に発現抑制下に,HBxの局在について観察する. 2.変異型NPMをコントロールすることに肝癌標的治療の可能性があると考え,HBxペプタイドを作成しNPMにおける機能抑制を検討する. 3.in vivoにて肝癌発癌マウスを用いたNPMの強制発現抑制下においてHBxの機能解析を行う. 特に平成24年度においては,1.癌細胞由来の培養細胞株においてNPMを強制的に発現抑制下に,HBxの局在について観察する.(滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,Custom Select siRNA Synthesis (Ambion),各種抗体,共焦点レーザースキャン顕微鏡(LCM510))2.Crm1複合体に対して特異的に陰性の作用を示すleptomicin Bの投与下に,NPMとHBxの関連を見るため,in vitroで共発現させたこの二つの蛋白質を検討する.(サーマルサイクラー,大腸菌用回転式振盪培養装置,アガロース用電気泳動槽,DNAオートシークエンサー,滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,PAGE用電気泳動槽,In vitro translation kit(アマシャム)サーマルサイクラー,大腸菌用回転式振盪培養装置,アガロース用電気泳動槽,DNAオートシークエンサー,滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,PAGE用電気泳動槽Western用セミドライトランスファ ー,各種抗体)NPMの発現抑制を行うにあたり,HBxの条件設定を調整している段階である.次の研究を施行するにはこの実験結果が必要であり,現在も調整を続けている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
NPMの発現抑制を行うにあたり,HBxの条件設定を調整している段階である.次の研究にはこの研究の解析が必要であり,現在も調整を行っている. 平成25年度として 変異型NPMをコントロールすることに肝癌標的治療の可能性があると考え,HBxペプタイドを作成しNPMにおける機能抑制を検討する.NPM及び上記した点変異型NPMを用いてHBxペプタイドとミックスした上で,In vitro translation kitにて解析を行う.(サーマルサイクラー,大腸菌用回転式振盪培養装置,アガロース用電気泳動槽,DNAオートシークエンサー,滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,PAGE用電気泳動槽,In vitro translation kit(アマシャム)) の研究を行う予定である. 平成24年度の研究を早期に終了させて,平成25年度に予定している研究を開始する.変異型NPMをコントロールすることに肝癌標的治療の可能性があると考え,HBxペプタイドを作成しNPMにおける機能抑制を検討する.NPM及び上記した点変異型NPMを用いてHBxペプタイドとミックスした上で,In vitro translation kitにて解析を行う.(サーマルサイクラー,大腸菌用回転式振盪培養装置,アガロース用電気泳動槽,DNAオートシークエンサー,滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,PAGE用電気泳動槽,In vitro translation kit(アマシャム))を行うために研究費を使用する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に沿って、 変異型NPMをコントロールすることに肝癌標的治療の可能性があると考え,HBxペプタイドを作成しNPMにおける機能抑制を検討する.NPM及び上記した点変異型NPMを用いてHBxペプタイドとミックスした上で,In vitro translation kitにて解析を行う.(サーマルサイクラー,大腸菌用回転式振盪培養装置,アガロース用電気泳動槽,DNAオートシークエンサー,滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,PAGE用電気泳動槽,In vitro translation kit(アマシャム)) in vivoにて肝癌発癌マウスを用いたNPMの強制発現抑制下においてHBxの機能解析を行う. HBxの強発現が確認される肝細胞癌細胞株をヌードマウスに移植し,肝癌マウスを作成する.NPM siRNAを作成し,体内の癌細胞の変化をRT-PCRを用いたmRNAの発現頻度にて検討する.(ヌードマウス(施行に関しては当大学倫理委員会に申請,飼育・管理に関しては当大学院実験動物飼育管理研究施設の基準に基づき行う),滅菌キャビネット,ヒト細胞用CO2インキュベーター,ローテーター,Custom Select siRNA Synthesis (Ambion),RNeasy Mini Kit (キアゲン),SuperScript™ III First-Strand Synthesis SuperMix (インビトロジェン),Taq-PCR Core Kit(キアゲン),サーマルサイクラー,PAGE用電気泳動槽) を施行する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
上記研究推進方策に伴い、In vitro translation kit(アマシャム))Custom Select siRNA Synthesis (Ambion),RNeasy Mini Kit (キアゲン),SuperScript™ III First-Strand Synthesis SuperMix(インビトロジェン),Taq-PCR Core Kit(キアゲン)等の試薬を購入し、残額を使用する予定である。
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