2013 Fiscal Year Annual Research Report
ダブル・ポテンシャル・マッピング法:伝導ブロックの新しい検証法の開発
Project/Area Number |
23592050
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
新田 隆 日本医科大学, 医学部, 教授 (40256954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 庸介 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10307895)
坂本 俊一郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (50398872)
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Keywords | 高周波アブレーション / ダブルポテンシャル / 伝導ブロック |
Research Abstract |
本研究の動物を用いた実験は昨年度までに終了しており、研究成果は複数の国内外の学会で発表し、英語原著論文としても報告した。実験から得られた結果は、ダブルポテンシャルマッピング法で同定された不完全焼灼部位は多極電極から描画された興奮伝播図と一致し、マッピング法の空間的精度は電極間距離(3mm)であった。この精度に時間的変化はなく、ペーシング頻度にも影響されなかった。この結果から、ダブルポテンシャルマッピング法は少ない電極数で、従来の興奮伝播図と同様の空間的精度で線状焼灼の不完全焼灼部位を検出する。体外循環非使用心房細動手術において伝導ブロックの検証に応用される、と結語した。 平成25年度は、これらの結果に基づき同法の臨床応用が可能かを検討した。国内外の学会に参加して必要な情報収集を行った。ヒトを対象とした臨床応用には、ダブルポテンシャルマッピング法にための電極の作製とともに倫理委員会での検討が必要である。
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