2012 Fiscal Year Research-status Report
くも膜下出血急性期における脳浮腫の解明:脳損傷に対するスタチンの脳保護作用
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23592104
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
草鹿 元 自治医科大学, 医学部, 准教授 (00265258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 三衛 自治医科大学, 医学部, 教授 (70112620)
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Keywords | くも膜下出血 / 脳浮腫 / スタチン / 脳血液関門 |
Research Abstract |
くも膜下出血モデルラットを26匹作成した。うち死亡は4匹(15%)で生存率は85%と良好な手術手技に到達している。またくも膜下出血後生存ラットの24時間後の神経スコアーは平均で4点/36点で著明な低下を認め、モデルラットが確実にくも膜下出血をきたしてることがうかがえる。くも膜下出血後24時間の脳浮腫の測定には脳の水分含有量を測定しているが平均で78.0%であった。今後、これらをスタチン治療群と比較検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
臨床業務の増大に伴い、研究業務への時間配分が少なくなってしまった。今後は共同研究者を有効に活用し、実験の迅速化を図る予定。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、くも膜下出血モデルラットの、スタチンによる治療群を作成し、神経スコアーや脳浮腫の比較、さらに脳組織、脳底部血管組織に対して、生化学的測定も行う。共同研究者を有効に活用し、実験速度の迅速化を図る。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験ラットや生化学的蛋白測定のための抗体購入など。
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