2013 Fiscal Year Annual Research Report
微小重力環境で培養したヒト頭蓋骨由来MSCの神経分化能と機能評価
Project/Area Number |
23592127
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山口 智 広島大学, 大学病院, 病院助教 (60403573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
弓削 類 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (20263676)
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Keywords | ヒト頭蓋骨間葉系幹細胞 / 微少重力環境 / 神経再生 / 間葉系幹細胞 / 骨髄間質細胞 |
Research Abstract |
本年度は微小重力環境で培養したラット骨髄間質細胞を脊髄損傷モデルに移植し,通常重力環境で培養した群との比較を行った前年度の研究成果を論文化した(Stem Cell Research & Therapy 2013, 4:35). また全国学会にて研究成果を発表(日本脊髄外科学会 学術委員会企画シンポジウム)し、演題名:微小重力環境で培養した骨髄間質細胞の脊髄損傷モデルへの移植効果にて、同学会にて学術研究優秀賞を受賞(光原崇文、広島大学脳神経外科)した. 一方で、ヒト頭蓋骨骨髄細胞を利用した実験では,ヒト頭蓋骨間葉系幹細胞(hcMSC)は神経マーカーであるNeurofilamentの発現がmRNA、タンパクレベルでともに強く,神経細胞に分化しやすいことが判明した.一方で通常の腸骨から採取した骨髄間葉系幹細胞はオリゴデンドロサイトに分化しやすいことが判明した.hcBMSCの増殖能はコントロールと遜色無く、hcBMSCの外胚葉(骨、軟骨、脂肪)分化能を確認し分化能が間葉系幹細胞として矛盾しないことを確認した.またFACSにて細胞の表面マーカーを検索し、間葉系幹細胞マーカーが高い陽性率であることを確認した.免疫不全脊髄損傷モデルラットへhcMSCを移植し、神経再生効果を評価するin vivo実験も行ったが、コントロール群と差は見られなかった.以上の結果からhcBMSCは神経分化の幹細胞ソースとして高いポテンシャルを有することが示唆された.
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Human cranial bone derived stem cells have multipotency and the remarkable capacity of neural differentiation
Author(s)
Uwatoko H., Mitsuhara T., Magaki T., Ookura Y., Nakata K., Matsumoto M., Fukazawa T., Imura T., Sun YN., Furukawa T., Kawahara Y., Kurisu K., Yuge L.
Organizer
11th International Society for Stem Cell Research (ISSCR)
Place of Presentation
Boston, MA, USA
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[Presentation] ヒト骨髄間質細胞の神経分化誘導-頭蓋骨と腸骨での比較・検討-
Author(s)
上床裕之, 光原崇文, 大倉優之介, 松本昌也, 中田恭輔, 深澤賢宏, 猪村剛史, 孫 亜楠, Elham Khalesi, 古川拓馬, 河原裕美, 山口 智, 栗栖 薫, 弓削 類
Organizer
第48回日本理学療法学術大会
Place of Presentation
名古屋
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[Presentation] 臨床応用に向けたヒト頭蓋骨由来骨髄間質細胞の多分化能の検討
Author(s)
大倉優之介, 松本昌也, 深澤賢宏, 猪村剛史, 孫 亜楠, 上床裕之, 中田恭輔, Elham Khalesi, 古川拓馬, 河原裕美, 光原崇文, 山口 智, 栗栖 薫, 弓削 類
Organizer
第48回日本理学療法学学術大会
Place of Presentation
名古屋
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