2012 Fiscal Year Research-status Report
BDNF遺伝子を過剰発現させた自家マクロファージ硬膜内注入による脊髄損傷の治療
Project/Area Number |
23592168
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
尾形 直則 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (30291503)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森野 忠夫 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20380248)
堀内 秀樹 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (60598762)
|
Keywords | rat / spinal cord / BDNF / macrophage |
Research Abstract |
平成23年度にはマクロファージの単離とエレクトロポレーションによる遺伝子導入の成功と、それを損傷脊髄内に移植できたことを報告した。 平成24年度にはさらにBDNF遺伝子導入によるラット下肢機能改善を観察した。ヒトBDNF遺伝子を導入したラットではGFPのみの遺伝子ベクターを導入したラットに比較し、格段に下肢運動機能の回復が良かった。まだ、短期の結果であるが、今後はこの研究のまとめとして脊髄損傷後2ヶ月までの両群の下肢機能を比較し、さらに長期の導入遺伝子の残存を観察し、BDNF遺伝子導入による、長期的な下肢機能回復の成果を分析する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りに成果が上がっている
|
Strategy for Future Research Activity |
この研究のまとめとして脊髄損傷後2ヶ月までの両群の下肢機能を比較し、さらに長期の導入遺伝子の残存を観察し、BDNF遺伝子導入による、長期的な下肢機能回復の成果を分析する予定である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
最終実験に使用するラットの購入、成果発表としての学会参加、さらに報告書の作成と論文の作成など
|
-
[Book] Spine Surgery2012
Author(s)
Ogata, T., Morino, T., Horiuchi, H., Hino, M., Yamaoka, G., Miura H.
Total Pages
12
Publisher
InTech