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2011 Fiscal Year Research-status Report

変形性関節症の新しい関節マーカーの開発

Research Project

Project/Area Number 23592224
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

齋藤 知行  横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30170517)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熊谷 研  横浜市立大学, 医学部, 助教 (10468176)
草山 喜洋  横浜市立大学, 大学病院, 指導診療医 (40618203)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords関節マーカー / 変形性膝関節症
Research Abstract

変形膝関節症(OA)は多くの高齢者が罹患し、日常生活動作に大きく影響するにもかかわらず、現在臨床的に行われているOA治療は、消炎鎮痛剤投与などの対症療法や、関節機能再建のための人工膝関節置換術などが主体であり、関節軟骨の変性予防や修復・再生といった本質的な治療技術は未だ確立されていない。本疾患の発症や進行の機序などについては不明な点も多く、関節マーカーの観点からそのメカニズムを解明するのが本研究の目的である。膝OAにて人工関節置換術または高位脛骨骨切り術を行う患者を対象とし、術前に荷重X線によるOA進行度分類に基づき群分けした。手術時に関節液を採取し、酵素サイクリング反応法を用いてイオン化ピロリン酸濃度(iPP)を測定した。関節液中のiPPは術前のOAの進行度に伴い上昇した。関節液中のコンドロイチン硫酸およびケラタン硫酸はOAの進行期分類とは相関しなかった。近年、Semaphorin3Aが関節炎滑膜に発現していることが報告され、発症や進行に関与していることが推察されている。関節リウマチ(RA)とOAの患者より手術時に膝関節滑膜を採取し、Semaphorin 3Aの発現を調査した。OA患者の滑膜ではSemaphorin3Aの発現が確認された。RA患者の滑膜ではSemaphorin3Aの発現は有意に減少していた。Semaphorin3Aと関節炎の関連について、引き続き調査を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

関節液の解析で未だ行っていないものもあり、当該年度に予定していた解析すべては終了していない。

Strategy for Future Research Activity

前年度に予定していたが実行できなかった関節液の解析については引き続き解析を行っていく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

解析のための試薬、その他消耗品、学会発表のための旅費に使用する。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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