2011 Fiscal Year Research-status Report
オピオイドおよびカナビノイドと二量体化受容体の相互作用の分子機構の解明
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23592299
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
北條 美能留 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (00380957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上園 保仁 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 部長 (20213340)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | オピオイド / カナビノイド / 疼痛 / 二量体 |
Research Abstract |
1. 二量体化オピオイド-カナビノイド受容体のみをアッセイできる系をH23年に最適化させ、2. 平成23年度に、実際に臨床に用いられているオピオイド製剤やカナビノイド製剤による鎮痛作用、耐性形成の違いに二量体化受容体を介した細胞シグナルが関与するかどうか、In Vitro systemにて明らかにする。1) In Vitro Assay (1)二量体化オピオイド受容体のみをアッセイするシステムの構築を行った。1;受容体局在化、ならびにFluorescence Resonance Energy Transfer (FRET)アッセイクローン化μ受容体のC末端、ならびにカナビノイドCB1受容体のC末端に蛍光波長の異なる蛍光蛋白 (yellow fluorescent protein , YFP; cyan fluorescent protein, CFP) をそれぞれ連結させた受容体を作製し、さらにμ受容体のN末にT7-tag遺伝子、CB1受容体のN末にHA-tag遺伝子を導入した。2;μ受容体、CB1受容体活性を細胞内カルシウムイメージングによりアッセイできるG蛋白キメラ Gqi5を連結させた。3;これらの融合クローンをBaby Hamster Kidney(BHK)細胞に発現させた。(1) 1で作成したクローンを用いて受容体の細胞内局在を検討した。免疫蛍光組織化学ならびに共焦点レーザによる受容体細胞内局在ウェスタンブロットによる受容体二量体化の確認(2) 2で作成したクローンを用いて受容体刺激による細胞内カルシウム濃度上昇の可視化(カルシウムイメージング)を行い、さらにパッチクランプにて受容体活性を測定した。(二量体化受容体活性のみを測定する方法)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
二量体化オピオイド受容体のみをアッセイするシステムに関しては順調に作成、測定できている。
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Strategy for Future Research Activity |
各種オピオイド製剤、並びにドロナビノールの二量体化オピオイドーカナビノイド受容体への影響の解析
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験器材、共同研究のための旅費など
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