2013 Fiscal Year Research-status Report
前頭前野・セロトニン神経を介する急性痛・癌性疼痛の制御
Project/Area Number |
23592317
|
Research Institution | Japanese Foundation for Cancer Research |
Principal Investigator |
大島 勉 公益財団法人がん研究会, 有明病院麻酔科, 副部長 (50223805)
|
Keywords | 前頭前野 / セロトニン下行性抑制系 / 急性痛 / 癌性疼痛 |
Research Abstract |
本研究の目的は、運動性鎮痛のメカニズムを解明し、急性痛への影響、延いては癌性疼痛緩和の一手段としての運動療法の有効性を評価する新たな視点と尺度として、感情・意欲・創造を司るヒトの脳の前頭前野とセロトニン下行性抑制系の活動およびそれら両者間の相互作用を検討しつつ、前頭前野・セロトニン下行性抑制系を介する急性痛および癌性疼痛の制御法を模索することである。 これまで得られたデータを基に論文化に向かうため、データ解析の最中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
東日本大震災による設備の破壊、自身の物質的精神的被害のため、想定外の対応を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年は最終年度なので、全力で研究を推進する所存である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
東日本大震災に始まる研究の遅延によるものが大きいと考えられる。 次年度5月にカナダの学会で研究成果の発表予定であり、海外旅費として使用予定である。今後は論文化が主体になり、数学もしくは統計解析のソフト等が必要になる。さらには、それらを有効に活用するためにM2M関連の機器も必要になるかと思われる。その他、国内外の学会等の旅費が必要になるかもしれない。
|