2014 Fiscal Year Annual Research Report
前頭前野・セロトニン神経を介する急性痛・癌性疼痛の制御
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23592317
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| Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
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Principal Investigator |
大島 勉 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (50223805)
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| Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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| Keywords | 前頭前野 / セロトニン下行性抑制系 / 急性痛 / 癌性疼痛 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は運動性鎮痛のメカニズムを解明し、急性痛、延いては癌性疼痛への影響を検討し、これらの軽減の一手段としての運動療法の有効性を評価する上での視点・尺度として感情・意欲・創造を司るヒトの脳の前頭前野とセロトニン下行性抑制系の活動および両者の相互作用を検討することである。
現在、国内および国際学会で発表した研究成果に基づき、論文として作成中である。現時点での論文のタイトルはProlonged moderate degree of pedaling exercise induces antinociception through serotonergic system in humansであるが、これは2011年の日中麻酔討論会最優秀賞を受賞し、20th Annual Meetings of Chinese Society of Anesthesiologyで招待講演されたときのテーマであり、国際的にも注目を浴びる研究である。
今年度の学術活動で特筆すべきはIARS 2014 Annual Meetingで発表する一般演題Comparative changes in psychological mood and stress after daytime practice in certified anesthesiolosists and residentsが同時併催されていたThe Kosaka Abstract Forumの最優秀賞の最終候補に残ったことであった。本研究の派生した研究成果ではあるものの、今後の発展性を考えると有望なテーマであることがこのことからも伺える次第である。さらなる派生した研究成果として、これまでの疫学的な研究成果が評価され、麻酔科診療における医療の質の評価―米国における最近の動向を中心に―が臨床麻酔の関連領域と話題に掲載される予定である。
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