2013 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺癌再燃機構の解明に向けたマイクロRNAネットワークの解析
Project/Area Number |
23592351
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
小島 聡子 帝京大学, 医学部, 准教授 (10345019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 直彦 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50345013)
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Keywords | 前立腺癌 / マイクロRNA / 遺伝子解析 / 発現プロファイル / 増殖 / 浸潤 / ゲノム |
Research Abstract |
前立腺癌は進行すると、治療抵抗性となり、死に至る症例が存在する。内分泌療法抵抗性前立腺癌となる症例は、すでに初診時から骨転移を認める進行性の症例であることが多く、それらの前立腺癌と、正常前立腺組織での遺伝子発現、特に、non-coding RNAであるmicroRNAの発現に注目し、これまで発現解析を行ってきた。平成23年、24年にかけて、前立腺癌に発現するmicroRNAの発現profileを同定した。平成25年度は、プロファイルのなかで、発現がとくに低下しているmicroRNAを選択し、機能解析を行い、以下のことを明らかにした。標的遺伝子は、in silico アッセイを用い(Targetscan および Genecodis, GEO array)、機能解析は前立腺癌細胞株(PC3およびDU145細胞)を用いて、増殖(MTTアッセイ)、浸潤(invasion assay)、遊走能(migration assay)を用いて行った。さらに、ヒト前立腺癌における標的遺伝子の発現を、組織免疫染色(Tissue array)を用いて解析した。 a) miR-145 はFASN1を標的とし、前立腺癌の増殖、浸潤に関与する b) miR-1, miR-133aはPNPを標的とし、前立腺癌の増殖、浸潤に関与する c) miR-222 and miR-31は癌のpathwayを標的とし、前立腺癌の増殖、浸潤に関与する d) miR-143/145はGOLM1を標的とし、前立腺癌の増殖、浸潤に関与する
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] The tumor-suppressive microRNA-143/145 cluster inhibits cell migration and invasion by targeting GOLM1 in prostate cancer.2014
Author(s)
Satoko Kojima, Hideki Enokida, Hirofumi Yoshino, Toshihiko Itesako, Takeshi Chiyomaru, Takashi Kinoshita, Miki Fuse, Rika Nishikawa, Yusuke Goto, Yukio Naya, Masayuki Nakagawa and Naohiko Seki.
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Journal Title
J Hum Genet.
Volume: 59(2)
Pages: 78-87
DOI
Peer Reviewed
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