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2011 Fiscal Year Research-status Report

iPS細胞を用いた尿道括約筋機能再生のための基盤的研究

Research Project

Project/Area Number 23592369
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

渡邉 豊彦  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (30432644)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡部 昌実  岡山大学, 大学病院, 准教授 (70444677)
植木 英雄  岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (90537218)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
KeywordsiPS細胞 / 尿道括約筋 / 平滑筋細胞 / 再生
Research Abstract

本申請研究の目的は、iPS細胞またはiPS細胞から派生する細胞を膀胱・尿道周囲への移植する新規尿失禁治療法を開発するために、その基盤となる知見を得ることである。具体的には、線維芽細胞、造血系骨髄幹細胞、骨髄間質細胞、末梢血単球細胞等のヒトまたはマウス由来細胞に初期化因子を導入してiPS細胞の樹立を行い、さらに、これらのiPS細胞に各種のサイトカインを添加し、また適宜、他の必要遺伝子を導入し、平滑筋細胞・骨格筋細胞等の機能細胞の作製をはかるものである。本年度は、マウスおよびヒトの種々の細胞からiPS細胞を作製・調整する技術を確立するための基盤的研究を実施した。さらに、ヒトiPS細胞に各種のサイトカインおよびサイトカイン様物質を添加、また適宜、他の必要遺伝子を導入し、平滑筋細胞への分化を試みる研究を行った。本年度の研究により、平滑筋に分化誘導された細胞をその固有の細胞表面マーカーの染色する技術が確立されるなど、ヒトおよびマウスiPS細胞を用いて実験を行う技術が確立されてきている。現在も、ヒトiPS細胞を用いた平滑筋細胞誘導実験を継続して実施している。また、我々が独自開発した遺伝子強力発現システムをiPS細胞誘導系に応用するための遺伝子コンストラクトの作製を現在行っており、実際にこれらのプラスミドを用いてiPS 細胞を誘導することにより、当該遺伝子発現システムの再生・細胞治療への有用性を検証することとしている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の遂行のためにヒトおよびマウスiPS細胞を取り扱う技術が確立され、またヒトiPS細胞を用いた平滑筋細胞誘導実験が順調に進んでいるため。

Strategy for Future Research Activity

ヒトiPS細胞から、より効率的にヒト平滑筋細胞を誘導する技術を確立する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

ヒトiPS細胞を線維芽細胞等のヒト正常細胞より誘導する実験を次年度に行うこととしており、そのために電気的遺伝子導入機器を購入する予定であるため、当該金額を次年度に使用する研究費として計上した。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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