2011 Fiscal Year Research-status Report
アクチビン制御による早発卵巣不全および卵巣予備能低下者に対する治療法開発
Project/Area Number |
23592400
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
木村 文則 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (90322148)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 休眠原始卵胞 / アクチビン |
Research Abstract |
マサチューセッツ大学にて行っていた研究を滋賀医科大学にて再現することができた。まず、成人マウス卵巣の培養を方法を再現した。37度、5%CO2下に3日間培養を行ったが、過去の報告と同様にin vitro下では休眠していた原始卵胞の活性化が早まり原始卵胞の割合が減っていることがわかった。予定通り日齢4日マウス卵巣を用い培養を開始している。現在、その評価の段階である。Ki67,cleaved PARP-1, phospho-smad23, phhospho-smad158の免疫染色方法を確立した。培養液中へのアクチビンの投与は行っておらず、早急に行う予定である。 他科にて実験殺されたサルより卵巣を摘出し、同様にKi67,cleaved PARP-1, phospho-smad23, phhospho-smad158の免疫染色を行いその方法を確立した。サル卵巣の研究は平成24年度に開始する予定であったが、サル卵巣が入手できたため実験を前倒しで遂行することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
厚生労働省による東近江医療再生計画に基づき滋賀医科大学より国立病院機構滋賀病院産婦人科に人員を派遣する必要があり、小生が平成23年4月より初代医長として半年間赴任しました。この間研究が行うことができなかったため研究の遂行が遅れた。平成23年10月より滋賀医大に戻り研究をすすめている。研究成果は、この半年間のものである。マウス卵巣培養実験では、培養の工程が必要なため進捗が遅れている。サル卵巣の研究は平成24年度以降に行う予定であったが、サル卵巣が入手できたため評価方法を確立した。よって半年しか期間はなかったが、全体としては進捗はやや遅れているのみと評価している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画書にある通り、アクチビン添加により培養をマウス卵巣培養、サル卵巣培養を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
アクチビンAは非常に高価であり、この購入に費用を最も使用する。マウス購入費、培養液、培養器具等に使用する予定である。免疫染色法、ウエスタンブロッティンについての試薬は、前年度の経費でほぼ調達できている。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] 子宮内膜症性疼痛に対する治療2011
Author(s)
木村文則, 脇ノ上史朗, 山中章義, 高橋顕雅, 竹林明枝, 高島明子, 清水良彦, 中川哲也, 喜多伸幸, 村上節, 高橋健太郎
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Journal Title
滋賀県産科婦人科雑誌
Volume: 3
Pages: 5-12
Peer Reviewed
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[Presentation] 妊娠中の卵巣腫瘍に対し単孔式アプローチを用いて腹腔鏡下卵巣腫瘍核出術を施行した3症例2011
Author(s)
高島明子,脇ノ上史朗, 清水良彦, 山中章義, 竹林明枝, 齊藤真理, 天野創, 辻俊一郎, 井上貴至, 木村文則, 喜多伸幸, 高橋健太郎, 村上節
Organizer
第51回日本産科婦人科内視鏡学会
Place of Presentation
大阪 大阪国際会議場
Year and Date
2011年8月4日
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