2012 Fiscal Year Research-status Report
オーダーメード化学療法を目指した抗癌剤感受性検査の判定基準の策定
Project/Area Number |
23592434
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
沖 明典 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60334067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 裕之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40158415)
水口 剛雄 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40372396)
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Keywords | 抗癌剤感受性試験 |
Research Abstract |
これまでに当科で樹立した卵巣癌株HAC2, TXC145, TXC234, TXC 238, TXC250, についての感受性を確認している。これら症例の臨床経過と感受性結果との照合作業は現在施行中(臨床経過まち)である。また、その後に施行予定であった,新規臨床検体からの細胞株樹立に関しては、2011年の震災による実験室の被災と実質的な労働環境の変化により(大学本院から県立病院内の大学内移動)により、昨年度は新規実験が中断している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在当科で保管している婦人科悪性腫瘍由来の細胞株についての抗癌剤感受性についてはほぼ終了しているが、予定されていた臨床検体からの新規婦人科悪性腫瘍由来初代培養株の樹立に至っていない。一つには勤務地の変更による初代培養樹立のための実験装置と環境整備が不十分であるからである。現在、培養環境の構築中で、夏までに完成して、今後新たな細胞株の樹立を目指す予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は実験を行う環境整備を早急に行うこと、新任地のため実験遂行のための実験計画の新たな取りまとめのうえでの倫理委員会の承認を待って、7月に実験を再開することを予定している。協力が得られる臨床症例は充足しているので、急いで初代培養を行って樹立株についての抗癌剤感受性検査および、臨床での抗癌剤感受性の評価を行い、結果を付き合わせることで臨床由来細胞株での抗癌剤感受性の評価をおこないたい
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主に細胞培養で用いる、液体培地、血清、培養容器やピペットなど消耗品に用いることを考えている。細胞培養で樹立できたものがあれば、染色体検査や各種細胞の性格を検査する検査費用が発生する可能性がある。
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