2013 Fiscal Year Annual Research Report
卵巣癌において異常活性化したリン酸化酵素の同定とその特異的阻害剤の開発
Project/Area Number |
23592449
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
須藤 保 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 医学研究員 (50397824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 泰泉 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), その他部局等, 教授 (90128588)
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Keywords | 三次元培養 / 卵巣癌 / リン酸化酵素 |
Research Abstract |
25年度は下記の項目について研究を行った。 ①卵巣癌臨床検体を用いてPTK6の免疫組織学的染色を行い、組織型、予後、病期といった臨床病理学的因子との関連性 兵庫県立がんセンターにおいて診断治療を行った68例の卵巣癌について検討を行ったところ、進行期III-IV期(進行例)においてPTK6陽性例が全生存期間に関して予後不良という傾向があった。(P=0.07 Log-rank test) ②初代三次元培養に関しては各種抗癌剤、分子標的薬(リン酸化酵素阻害剤を含む)に対する感受性試験を行い、卵巣癌におけるoncogenic kinaseを明らかにしていく。 まず卵巣癌、子宮体癌細胞株を用いて新規三次元培養Cell-able 96穴プレートと通常の2次元培養での増殖抑制試験(パクリタキセル、シスプラチン、ゲムシタビン)を比較したところ、いずれの細胞株においても三次元培養の方が抵抗性を示した。つぎに3次元培養にて腫瘍造成能が保たれているかを検討するために、卵巣癌ならびに子宮体癌の手術検体を分散・3次元培養後に免疫不全マウス(ヌードマウス)に移植したところ、原腫瘍とほぼ同様の組織構築を有する腫瘍が形成された。次にoncogenic kinaseを同定するために各種リン酸化酵素阻害剤を添加したところ、症例によって増殖抑制効果が異なっており優位なリン酸化酵素が異なることが考えられた。3次元培養と各種分子標的薬剤添加のアッセイ系によって適切な薬剤選択ができることが示唆された。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] 8. Endometrial stromal sarcoma: clinicopathological and immunophenotypic study of 16 cases2013
Author(s)
Shin-ichi Iwasaki, Tamotsu Sudo, Maiko Miwa,Masayo Ukita, Akemi Morimoto, Masaru Tamada, Sayaka Ueno, Senn Wakahash, Satoshi Yamaguchi, Kiyoshi Fujiwara, Yoshiko Sakuma, Yoshiki Mikami, Ryuichiro Nishimura
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Journal Title
Arch Gynecol Obstet.
Volume: 288
Pages: 385-391
DOI
Peer Reviewed
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