細菌性中耳炎におけるＪＮＫによる中耳粘膜肥厚の分子制御とその治療

2012 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 23592497
• Research Institution: Juntendo University
• Principal Investigator: 古川 正幸 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20359524)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 楠 威志 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30248025) ; 松本 文彦 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70445584) ; 笠井 美里 順天堂大学, 医学部, 助教 (70549279)
• Keywords: DNA microarray / 細菌性中耳炎 / 中耳粘膜肥厚

Research Abstract

研究にはC57BL/6マウス（Wild-type, JNK+/+, JNK1-/-, JNK2-/-）を用いた。細菌性急性中耳炎を発症したJNKノックアウトマウス(JNK1-/-, JNK2-/-)にて中耳粘膜肥厚においてJNK1とJNK2の役割を明らかにした。急性中耳炎は発症後8日目には自然軽快してくるが、その時間経過中の中耳粘膜においてJNK1とJNK2の役割を明らかにした。本研究の独創的特色は、細菌性中耳炎において引き起こされる中耳粘膜肥厚の制御を世界に先駆けて開発することである。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

臨床業務が多く、研究時間の欠如のため。

Strategy for Future Research Activity

細菌性中耳炎を発症したJNKノックアウトマウス(JNK1-/-, JNK2-/-)にて中耳粘膜においてJNK1とJNK2の役割を明らかにする。急性中耳炎は発症後8日目には自然軽快してくるが、その時間経過中の中耳粘膜肥厚においてJNK1とJNK2の役割も明らかにする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

適切に研究費を使用していく。