2012 Fiscal Year Research-status Report
ケモカイン受容体を標的とした新たな加齢黄斑変性の治療戦略
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23592552
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柳 靖雄 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90376442)
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Keywords | 加齢黄斑変性 |
Research Abstract |
本研究では加齢黄斑変性の動物モデルを用いて発現の上昇の見られるサイトカインのうち、IP-10に着目して研究を行ってきている。in vivoの検討により1. CXCR3リガンドのうち加齢黄斑変性モデルで発現上昇が見られるのはIP-10のみである。2. CXCR3 KOマウスでは加齢黄斑変性の病巣が拡大する、という事を明らかにしてきた。 現在までのところ、in vitroの実験系を用いて1. IP-10はM1マクロファージより放出される2. in vitroのtube formation assay, aortic ring assayにて血管新生抑制作用を有する という事を明らかにしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね予定通りの進捗状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
さらにin vivoの加齢黄斑変性モデルを用いてIP-10を産生する細胞を明らかにすると同時に加齢黄斑変性における経時的な発現変化を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究費は、すべて実験に用いる。 主に、実験動物および消耗品(解析のための試薬)に使用する。
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