2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23592559
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
山本 哲也 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50134581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 清文 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (90182162)
川瀬 和秀 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40234067)
澤田 明 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80293570)
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Keywords | 緑内障 / 失明 / 視野 / 視機能 |
Research Abstract |
上半視野あるいは下半視野のみに緑内障性視野異常を認める開放隅角緑内障39例を対象としてOCTで測定した黄斑部網膜厚を検討した。黄斑部網膜厚は視野異常に対応する部位のみだけでなく、正常視野に対応する部位においても正常より有意に薄かった。この結果は機能変化より構造変化が先行する可能性を示唆するものである。 緑内障関連遺伝子OptineurinのE50K変異トランスジェニックマウスにおける機能解析を行った。網膜外網状層におけるグリオーシスと変異蛋白の沈着を認めた。また、不溶型Optineurinの小胞体における過剰集積を認めた。TBK1阻害薬であるBX795処理を行うことでこうしたE50K変異の異所性不溶性は解消できた。この結果は緑内障の病態解明並びに新規治療法開発に寄与するものと思われる。 既知の緑内障関連遺伝子であるCAV1-CAV2領域(chromosome 7q31)に関して、多施設共同研究を行い日本人正常眼圧緑内障患者で検討した。従来の報告と異なり、CAV1-CAV2領域は正常眼圧緑内障発症のリスク因子ではないという結果を得た。この結果は本症病因の多様性を示唆するものと考える。 新規緑内障薬物であるK-115(Rock阻害薬)の人眼における眼圧下降効果、副作用、他の薬物との併用効果の検討を行った。有意の眼圧下降効果を得た。副作用として結膜充血の頻度が高かった。この結果は同薬物の臨床応用に道を開くものと考える。
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Research Products
(28 results)
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[Journal Article] Association study of genetic variants on chromosome 7q31 with susceptibility to normal tension glaucoma in a Japanese population.2013
Author(s)
Kato T, Meguro A, Nomura E, Uemoto R, Nomura N, Ota M, Kashiwagi K, Mabuchi F, Iijima H, Kawase K, Yamamoto T, Nakamura M, Negi A, Sagara T, Nishida T, Inatani M, Tanihara H, Aihara M, Araie M, Fukuchi T, Abe H, Higashide T, Sugiyama K, Kanamoto T, Kiuchi Y, Iwase A, Chin S, Ohno S, Inoko H, Mizuki N.
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Journal Title
Eye (Lond)
Volume: 27(8)
Pages: 979-983
DOI
Peer Reviewed
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