2013 Fiscal Year Annual Research Report
加齢黄斑変性の病態特異的な遺伝子多型の同定と個別化治療への応用
Project/Area Number |
23592567
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
本田 茂 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60283892)
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Keywords | 加齢黄斑変性 / ゲノム関連解析 / 個別化医療 |
Research Abstract |
PCVの中に遺伝素因の異なる2種類のサブタイプが存在する事を証明し、それらが光線力学療法(PDT)などの治療効果に関連する事を明らかにした。一方で、臨床的に分類したAMDサブタイプに対するPDTや抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法の治療経過をまとめ、その有効性に関わる臨床および遺伝因子の統計学的解析を行った。特にPDTや抗VEGF療法の効果とAMDの表現型や遺伝子多型間の関連を調べ、各治療法の術後視力や解剖学的改善とAMDのサブタイプやCFH、ARMS2/HTRA1、CD36の遺伝子多型間に有意な関連があることを証明した。中でもCFH遺伝子多型では疾患に対するリスクアレルがPDTの効果に対してはプラスに働くこと、特定のCFH遺伝子多型の組み合わせ(ハプロタイプ)を持つ個体は抗VEGF療法への反応性が不良である事などを発見した。
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[Journal Article] Comparison of the Effect of Ranibizumab and Verteporfin for Polypoidal Choroidal Vasculopathy: 12-Month LAPTOP Study Results2013
Author(s)
Oishi A, Kojima H, Mandai M, Honda S, Matsuoka T, Oh H, Kita M, Nagai T, Fujihara M, Bessho N, Uenishi M, Kurimoto Y, Negi A.
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Journal Title
Am J Ophthalmol.
Volume: 156
Pages: 644-651
DOI
Peer Reviewed
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