2012 Fiscal Year Research-status Report
未熟児網膜症におけるアドレナリンα1受容体の役割解明と制御による治療法の開発
Project/Area Number |
23592569
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
塚原 康友 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20236855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 茂 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (60283892)
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Keywords | 未熟児網膜症 / アドレナリンα1受容体 / 高酸素負荷モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は1)α1受容体ノックアウトマウスを用いたROPモデルを作成し、野生型マウスにおけるROPモデルとの間で網膜血管発育の様子を比較する。2)それによってα1受容体ノックアウトが異常血管の発育を抑制できるかどうかを検討することにある。 1.昨年度に引き続きα1受容体サブタイプ(α1A、α1B、α1D)のダブルノックアウトマウスおよびトリプルノックアウトマウスからシングルノックアウトマウスの作成を試み、現在までに各α1受容体サブタイプのシングルノックアウトマウスの系を作成することにほぼ成功した。作成の過程でα1Bノックアウトマウスの出産、生育が他のサブタイプノックアウトマウスに比べて不良であることが分かった。 2.各α1受容体サブタイプのシングルノックアウトマウスの眼球を摘出し、凍結切片を作成した。免疫組織染色によって各α1受容体サブタイプの発現を検索し、各ノックアウトが成功していることを確認した。 3.現在、上記の各シングルノックアウトマウスに高酸素負荷を行う準備を進めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の研究計画においてα1A、α1B、α1D受容体のトリプルノックアウトマウスの作成を試みたが、実際の作成は困難であった。そのため翌年度より研究計画を見直し、α1受容体各サブタイプのシングルノックアウトマウスの作成に切り替えた。初年度の計画に遅れを生じた分、全体の研究計画がやや後ろ倒しになっている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は研究計画を修正して、α1A、α1B、α1D受容体各シングルノックアウトマウスの系の作成に成功している。今後は当初の計画通り、各ノックアウトマウスにおいて酸素誘発網膜症の作成を行い、組織学的あるいは分子生物学的解析を行う。 α1受容体の各サブタイプが高酸素ストレスに対して相補的に働くかどうかは不明であるが、仮にα1各サブタイプのノックアウトマウス間に網膜症の差が生じれば、より特異的な関連分子の同定につながる可能性もあり、興味が持たれる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] ポリープ状脈絡膜血管症に対する光線力学療法とラニビズマブの比較 LAPTOP study2012
Author(s)
小嶌洋史, 万代道子, 大石明生, 栗本康夫, 本田茂, 根木昭, 松岡俊行, 王英泰、喜多美穂里, 長井知子, 藤原雅史, 上西衛
Organizer
第50回日本網膜硝子体学会総会
Place of Presentation
甲府
Year and Date
20121130-20121202
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