2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23592609
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
西内 貴史 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (90423475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福島 敦樹 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (40281737)
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Keywords | アレルギー・ぜんそく / 遺伝子 / 免疫学 |
Research Abstract |
昨年度のマイクロアレイの結果、アレルギー性結膜炎の誘導により結膜においてmiRNAの発現が増加し、その結果として遺伝子発現を抑制したと考えられる遺伝子群(Lrp2 binding protein, mediator of RNA polymerase II transcription, subunit 12 homolong(yeast)-like, immunogloubulin superfamily, member 1, potassium voltage gated channel, Shaw-related subfamily, member 3, zinc finger, CCHC domain containing 16など)と、miRNA発現が減少し遺伝子発現が増加したと考えられる遺伝子群(lactoperoxidase, aryl hydrocarbon receptor nuclear translocator 2, DnaJ (Hsp40) homolog, subfamily C, member 27, olfactory receptor 54, sarcoglycan zeta など)を同定した。本年度は発現レベルを定量的RT-PCR法で評価した。定量的RT-PCR法ではマイクロアレイで確認された各miRNA発現の変動(アレルギー性結膜炎の誘導による)を再現できなかった。すべてのmiRNAで有意な変動がなかったことから、RNAあるいはcDNAの問題であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マイクロアレイで確認した後、定量的RT-PCR法で発現を評価したが、発現の増加あるいは減少を検出できなかった。保存していたRNAの質の問題と考え、アレルギー性結膜炎を誘導し結膜から再度RNAを抽出する必要がある。また、結膜炎を誘導した結膜から抽出されるmiRNAには個体間で差が大きく、安定した結果を得るためにはサンプルサイズを大きくする必要があるかもしれない。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは発現レベルの確認には定量的RT-PCR法で確実に差がみられるmiRNAをピックアップする。最後に,in situ hybridization法によりmiRNA発現が結膜のどの部分にみられるかを確認する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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