2013 Fiscal Year Annual Research Report
眼内微小環境の恒常性維持の分子機構の解析と眼組織移植への応用
Project/Area Number |
23592619
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
堀 純子 日本医科大学, 医学部, 准教授 (60251279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北原 由紀 日本医科大学, 医学部, 助教 (30360176)
谷口 ヒロ子 日本医科大学, 医学部, 研究員 (00535445)
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Keywords | 免疫特権 / 副刺激シグナル / 移植免疫応答 / Galectin-9/Tim-3 / GITR/GITRL |
Research Abstract |
眼内免疫抑制性微少環境の維持に関与するGalectin-9 (Gal-9)とそのレセプターであるT-cell immunoblobulin and mucin domain (Tim)-3のシグナル経路における眼内での局在と機能、および分子機能の調節による移植後の眼炎症の制御解析、および研究総括を行った。 ・Gal-9は正常角膜上皮と内皮、虹彩毛様体に恒性発現しており、移植後に生着しているアログラフト内皮でも維持されていた。 ・角膜アログラフトの生着は、Tim-3/Gal-9阻害により有意に短縮した。 ・眼局所におけるGalectin-9とT細胞の相互作用において、アロ反応性T細胞による角膜内皮障害は、Galectin-9を発現する角膜に比して、阻害された角膜の方で有意に強かった。 ・ACAID(前房関連免疫偏位)はTim-3/Gal-9阻害の影響を受けなかった。
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Research Products
(10 results)