2013 Fiscal Year Research-status Report
A型食道閉鎖症に対するNOTESアプローチを用いた非開胸一期的根治術の開発
Project/Area Number |
23592626
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
寺脇 幹 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00372384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩中 督 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90193755)
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Keywords | 食道閉鎖症 / NOTES(経管腔的内視鏡手術) / 低侵襲手術 / 術式開発 / デバイス開発 / 小児 |
Research Abstract |
本研究の目的は,A型食道閉鎖症を経管腔的内視鏡手術(Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery:NOTES)のアプローチを用いることによって,頸部切開も開胸も行うことなく根治するために必要な,新しい食道吻合法を開発することである. 昨年度は,NOTES下食道吻合を簡便に行うために必要な2種類の新デバイスを作成した. 今年度は,ブタの食道を用いたex vivo実験にて開発した新デバイスの有用性を評価した.これらのデバイスを用いることによって食道食道吻合は簡素化され,所用時間は約23分と短縮された.また,全てに検体において吻合部(ステント)の開存性を確認することができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度に新デバイスが完成し,今年度はex vivo実験を行って我々が提案する新吻合法が実現可能であることと,新デバイスの有用性を評価することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
in vivo長期生存実験を行って吻合の安全性と信頼性を検証する. 吻合法のさらなる改善策を検討する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度前半に予定していた実験が想定よりも安価に施行可能であった.また,次のステップへ進むためには動物種を変更する必要があり,実験計画の変更申請に時間を要した. 動物種を変更して計画している実験の諸経費充てることとしたい.
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