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2011 Fiscal Year Research-status Report

核磁気共鳴法を応用した敗血症重症化早期診断の確立と新規治療ターゲットの開拓

Research Project

Project/Area Number 23592668
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

鈴木 崇生  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40328810)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小池 薫  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10267164)
平川 慶子  日本医科大学, 医学部, 助教 (30165162)
佐藤 格夫  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30409205)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords集中治療医学 / 敗血症 / 核磁気共鳴 / 重症度診断
Research Abstract

平成23年度は、本実験に入るための予備実験などを中心に行った。本研究におけるラットへのLPS投与量は、生存例と死亡例をin vivo MRS測定などで、ごく早期に判別するという目的のため、投与後すぐに死亡したり、投与しても全例生存するような投与量では適切でなく、投与後しばらく生存した上で個体により生存したり死亡したりする程度の投与量が望ましい。この投与量を決定するために、文献などを参考にした上で、さまざまな投与量を数匹ずつのラットに投与し、48時間後まで生存するか否かを観察した。その結果、1-2μg/kg体重が適切な投与量であることが判明した。また、実際に数匹のラットに対し肝臓を対象としたin vivo MRS測定を施行し、測定中の適切な麻酔管理や個体の固定法を、バイタルサインをモニタリングしながらセッティングした。さらにin vivo MRS測定の測定条件の適正化も行った。これらの予備実験により、本実験であるLPS投与後の生存例と死亡例を判別するためのin vivo MRS測定を行う準備がほぼ完了した。また、上記実験での生存例では、各臓器を摘出の上凍結保存しており、そのサンプルの抽出作業を行いつつ、NMR測定の準備を行っている。さらに、統計解析ソフトであるUnscramblarの習熟を進めており、in vivo MRSやNMRの測定開始後、迅速にデータ解析を行える体制を整えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の主な実験を行う予定であった日本医大で、予定していた研究員雇用資金の急なキャンセルがあり、京都大学で機器購入を予定していた資金を、日本医大での研究員雇用に充てなくてはならなくなり、京都大学で十分な実験が行えなかったことや、一部の研究員の退職により一時期実験が中断したこと、夏期の空調トラブルによりNMR機器が使用停止となる時期が生じたことなどの理由のため。

Strategy for Future Research Activity

本研究における主要な実験であるin vivo MRS測定は、ほぼ準備が整っており、すぐに本実験を開始することができる。また、次年度の研究費と今年度の繰り越し資金を合算すれば、京都大学での機器購入が可能であり、京都大学での動物実験や分子生物学的解析などを遂行していくことができると考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

遺伝子発現の解析のため、PCR機器を購入する。その他、京都大学や日本医大での人件費や消耗品の購入、日本医大との打ち合わせのための旅費などに使用する予定である。

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Published: 2013-07-10  

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