2012 Fiscal Year Research-status Report
3D立体視が可能な歯科放射線学に関する学習支援教材の開発
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23592787
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
香川 豊宏 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (00258592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 和久 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (90105726)
稲冨 大介 福岡歯科大学, 歯学部, その他 (00454934)
木原 由香 福岡歯科大学, 歯学部, その他 (20425309)
福成 史子 福岡歯科大学, 歯学部, その他 (30510234)
筑井 朋子 福岡歯科大学, 歯学部, 助教 (80580472)
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Keywords | 3D / インターネット |
Research Abstract |
我々はこれまで学生教育に対して、視覚素材を多用して、視覚に訴えるコンテンツを開発してきた。そして、そのコンテンツは学生の知識の向上に役立つとの結果も得ている。現在、我々の開発したコンテンツはインターネット上に公開しており(http://radiology.nobody.jp)、国内外の10以上の歯学部で活用されている。 本件研究は、これらのコンテンツに直接、三次元空間に映像を描写する映像立体視システムを融合させ、教育効果は飛躍的に向上させることを目的とする。昨年度にポリゴン生成とテクスチャー生成を行い作成した歯科用エックス線撮影装置のヘッド部分の三次元画像(ガラス管球、焦点、フィラメント、陽極、収束装置、絶縁油、ろ過版、高電圧発生装置、コリメーター)を使用して、の三次元の動画作成を行った。また、三次元立体視が可能なCGアニメーションの試作を現在も行っている。また、作成した三次元データを展開像として応用するし、ペーパークラフト化を行った。ペーパークラフトを本学6学年の臨床実習生に作成させたところ、非常に好評でわかりやすいとの意見であった。本コンテンツは他大学にも提供を行っている。 また、ペーパークラフトのコンテンツについて、日本歯科放射線学会第53回学術大会と福岡歯科大学学術学会にて発表を行った。各学会でも非常に好評であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度、目標とした歯科用エックス線装置の三次元コンテンツ化に成功した。また、そのデータから作製したペーパークラフトも学生教育のコンテンツとして有用であると多くの意見をいただき、福岡歯科大学学術学会においては優秀賞を受賞した。 特に大きな問題はなく、順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、作成している三次元画像のアニメーション化を行い、同データを立体視可能な画像に変換を行う。その立体視画像を学生に試験的に公開し、アンケートにより有用性の検討を行う。また、ペーパークラフトについても、パノラマや歯科用CTなどのモダリティにも利用をしてゆく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
立体視可能なデータを蓄積し、インターネット上で配信が可能なシステムを構築する。そのための専門的な知識の提供を受ける。また、立体視動画のコンテンツは容量が大きくなることが予想されるため、高速無線LANの運用試験も行い、トラフィック対策の検討も行う。
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Research Products
(2 results)