2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23592797
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山路 公造 岡山大学, 大学病院, 講師 (30374531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉山 昌宏 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (10201071)
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Keywords | 超音波療法 / 増殖因子 / 象牙質再生 |
Research Abstract |
本研究は硬組織形成を促進し治癒を促す効果のある低出力パルス超音波(超音波療法)と、硬組織誘導脳を有する増殖因子(BMP)に着目し、両者を象牙質再生に用いた場合の効果を検討することを目的として実施している。 昨年度の研究から、BMP配合覆髄材を用いて直接覆髄したところ、BMP無配合の場合と比べて窩洞内部(歯冠側)に新しく象牙質様の硬組織形成が認められたことが示唆された。 そこで24年度は、BMPによる硬組織形成に対する低出力パルス超音波の効果を検討する目的で、BMP配合吸収性材料を硬組織(骨)に移植し超音波療法を施した。その結果、超音波療法を併用した場合、硬組織の緻密度が亢進される可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの研究結果より、BMP配合覆髄材を用いて直接覆髄したところ、新しく象牙質様の硬組織形成が認められたことが示唆された。またBMPによる硬組織形成に対する低出力パルス超音波の効果を検討する目的で、BMP配合成体吸収性材料を硬組織(骨)に移植し、超音波療法を施したところ、硬組織の緻密度が亢進される可能性が示唆されている。25年度は、増殖因子移植と超音波療法を組み合わせた研究の追加実験を行うとともに、これまでの研究成果を取りまとめる予定であり、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで、BMP配合覆髄材を用いることで、新しく象牙質様の硬組織形成が認められたことと、BMP配合成体吸収性材料を硬組織(骨)に移植し、超音波療法を施したところ、硬組織の緻密度が亢進される可能性が示唆されている。今後は増殖因子移植と超音波療法を組み合わせた研究の追加実験を行うとともに、これまでの研究成果を取りまとめ成果発表を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし。
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Research Products
(2 results)