2012 Fiscal Year Research-status Report
咀嚼筋における血流動態を含めた非侵襲型機能特性評価法の開発と応用
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23592826
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
有馬 太郎 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (80346452)
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Keywords | 顎関節症 / 顎顔面領域の筋・筋膜性疼痛 / バイオフィードバック / 国際研究者交流(デンマーク・スウェーデン) |
Research Abstract |
本研究は、「力と持続時間を規定した咬合力」を発揮している前・中・後の咀嚼筋、特に今回はヒト咬筋内の血流・血液組成動態を把握し、咀嚼筋疲労のメカニズムを理解する手がかりを得ることを目的とした。 本事業を完了するためには、1. 咬合力計とその咬合力値を被験者本人にフィードバックする装置の開発、2. 咬合力、咀嚼筋内血流量、咀嚼筋内血液組成変動、咀嚼筋活動量、自律神経反応度を同時に計測できる装置の開発、が必要である。 平成23年3月11日に発生した東北地方の災害により、内定額通りに補助金が交付されない可能性が出たために申請備品の購入を控え、可及的に自作による測定装置の作製、既存品、部局外の共同研究施設の既存品の借用で対応する事にした。 1. は平成23年度に完成した。 2. は研究代表者、連携研究者(デンマーク、オーフス大学)、研究協力者(スウェーデン、カロリンスカ研究所)、それぞれが所有している測定装置をデンマーク、オーフス大学に持ち寄って測定を行う事が決まり、平成24年度中にセットアップが完了した。 具体的には、咬合力計とバイオフィードバック機能(自作のソフトウエア)を有したコンピュータ、咬筋筋内の血流と血液組成動態をそれぞれ測定する装置、筋電計、精神的ストレス度を計測するための自律神経変動測定装置、である。 現在予備実験を開始している。 平成25年度前半に本実験・測定が完了する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験セットアップが完了し、予備実験を開始できる状態になった。 本年度中にはプロジェクトを完了できるペースであるため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年6月には本実験に入る事が可能であると予想する。 本実験自体は3-4ヶ月であるため、平成25年度前半には測定完了できるであろう。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は経費の節約などにより126,380円の未使用が生じたが平成25年度中に十分消費されるであろう。 具体的には消耗品が主となるであろう。 他は国内外の学会発表や論文投稿など研究成果報告準備と発表のための旅費が必要である。 上記と分析に用いるためにパーソナルコンピュータが必要であるかもしれない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Development of a quality assessment tool for experimental bruxism studies: reliability and validity.2013
Author(s)
Dawson A, Raphael KG, Glaros A, Axelsson S, Arima T, Ernberg M, Farella M, Lobbezzo F, Manfredini D, Michelotti A, Svensson P, List T.
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Journal Title
Journal of Orofacial Pain
Volume: 27(2)
Pages: 111-122
DOI
Peer Reviewed
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