2012 Fiscal Year Research-status Report
インプラント患者の咬合力調節機構-歯根膜とオッセオパーセプションの役割-
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23592860
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田中 美保子 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (00304957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥巣 哲朗 長崎大学, 大学病院, 講師 (80264258)
生駒 明子 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80420628)
山下 利佳 長崎大学, 大学病院, 助教 (50336179)
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Keywords | 歯学 / 臨床 / インプラント / 咬合力 / osseoperception |
Research Abstract |
<方法>被験者は天然歯のボランティアをコントロール群とした。各機器の再現性の実験もこの患者群の1部で行った。横断研究として、部分的欠損処置でなく、全顎的に補綴処置を行ったインプラント患者群を選択した。また、縦断研究としては片顎総義歯で、片顎天然歯を有し、その後全顎的な固定式インプラントフルブリッジを予定する患者群を選択した。 1.顎関節症の既往に対するアンケート調査。2.GC社製オクルーザーを用い、咬合接触面積と最大咬合力を同時に3回ずつ測定した。3.咀嚼能率は、GC社製グルコセンサーを用いた。4.硬さ認知能は、同一形状で同一味覚の硬さの異なるグミ3種,直径20mm/高さ10mmを5回咀嚼してもらった。最初のグミはコントールとして中くらいの硬さとして記憶してもらい、残り4回の咀嚼でその硬さが、それと同じか、硬い、柔かいの3つから回答してもらい、その正解率を測定した。グミ咀嚼の順番はアットランダムで、ダブルブラインドの方法で行った。 <結果>縦断研究のほうは、被験者9人で、インプラント手術前、上部構造装着日、装着1-2週間後、装着3か月後の4回のデータのうち、4項目、咬合接触面積(mm2)、最大咬合力(N)、咀嚼能率(mg/dl)、硬さ認知能(%)を分析した。咬合力と咬合接触面積はインプラント装着3か月後に増加した(P<0.05)。咀嚼能率と硬さ認知能は各時期での有意差を認めなかった。 横断研究のほうは、患者のカテゴリーを、歯牙対歯牙、歯牙対インプラント、インプラント対インプラント、義歯対インプラントの4グループに分け、それぞれ25人の被験者のデータを収集している途中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
縦断研究のほうは、結果がそろい、統計処理後、学会発表を行った。今、学術雑誌に投稿準備中である。横断研究のほうは、あと10人程度の患者のデータがそろい次第、結果の分析を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
歯牙対インプラント、インプラント対インプラントの患者の実験を継続して行う予定である。あとTスキャンIIIを用いて咬合接触や咬合力についてのオクルーザーによるデータとの相関性を確認する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
ルーベンカトリック大学のReinhilde Jacobs教授と協議のための渡航、研究発表の交通費や宿泊費、翻訳や校閲費として使用する予定。
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Research Products
(1 results)