2014 Fiscal Year Annual Research Report
歯根膜細胞が産生する単球走化性因子MCPー1の歯科補綴学における臨床的意義
Project/Area Number |
23592866
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
岡本 和彦 明海大学, 歯学部, 准教授 (50271234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 玲 明海大学, 歯学部, 准教授 (70236454)
高野 安紀子 明海大学, 歯学部, 講師 (20337504)
藤澤 政紀 明海大学, 歯学部, 教授 (00209040)
安井 利一 明海大学, 歯学部, 教授 (20146252)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | MCP-1 / TNF-α / 骨芽細胞様細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯根膜細胞の中心を成す歯根膜線維芽細胞の基本的性質の多くは,骨芽細胞に,非常によく似ていることが報告されている.そこで,骨芽細胞(MC3T3-E1細胞)を用いて,単球走化性因子MCP-1の発現を検討した.その結果,MC3T3-E1細胞は, TNF-α によって,その培養上清中に MCP-1を産生していることが示された.また,本細胞のMCP-1の発現は、遺伝子レベルで上昇していることが示された.また,そのケモカインの遺伝子発現機構について詳細に検討するためMC3T3-E1細胞のTNF-α 誘導性MCP-1遺伝子発現に関与する転写因子について検討したところ,nuclear factor-kappa B (NFk-B)は,ほとんど関係せず,activator protein 1(AP-1)が強く関与していることが明らかとなった.
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