2011 Fiscal Year Research-status Report
口腔癌に対する超選択的動注法のための複合画像誘導手法による手術支援システムの開発
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23592932
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
不破 信和 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員教授 (50156981)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤内 祝 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50172127)
光藤 健司 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (70303641)
岩井 俊憲 横浜市立大学, 大学病院, 助教 (00468191)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | ナビゲーション / 口腔癌 / カテーテル / 超選択的動注法 |
Research Abstract |
口腔癌患者に対する超選択的動注法の術前検査として撮影したCT angiographyのDICOMデータを用いて,3次元画像処理ソフトウェア(Mimics)にインポートした.関心領域として造影されている外頸動脈およびその分枝を抽出し、ボリュームレンダリングすることで3次元モデルを構築し,その形状データをアウトプットし,3次元実体頸動脈モデルと骨モデルを製作した.次に,口腔癌に対する超選択的動注法におけるカテーテル留置率を向上させるための磁気式ナビゲーションシステムを開発した.ナビゲーションシステムのためのソフトウェアを開発し,CT angiographyのDICOMデータからセグメンテーションした頸動脈とその分枝が描出できるようにした.さらに,仮想内視鏡画像(バーチャルエンドスコピー画像)が得られるようにもソフトウェアの完成度を向上させた.また,カテ-テルにセンサーを装着して,モデル化した顔面骨と頸動脈モデルを用いてファントムスタディを行った.ナビゲーションシステム上のCT画像とモデルを一致させるためにレジストレーションを行った後,モデルの血管に実際にカテーテルを挿入して,ナビゲーションシステムを用いてカテーテル操作を行った.ナビゲーションの精度は1.8±0.85mmと比較的良好であった.本年度の研究成果は,Int J Med Robot. 2011 Jun;7(2):214-24に論文発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
開発した磁気式ナビゲーションシステムについて英文誌(Int J Med Robot. 2011 Jun;7(2):214-24. )に掲載されたため.
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Strategy for Future Research Activity |
開発したナビゲーションシステムの精度の向上や頸動脈自体の変形,実際の手術室を想定した金属による影響など,ナビゲーションシステムの精度に影響を与える因子について検討する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
ナビゲーションシステムの開発・改良にかかる費用や画像構築に必要なソフトウェアの保守契約費用,カテーテルやガイドワイヤーなどの材料費などに使用する.また,学会発表のための旅費や英文校正費,論文別冊代などに研究費を使用する.
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Research Products
(2 results)