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2011 Fiscal Year Research-status Report

メラノコルチン受容体作動薬の骨代謝における作用の解析と顎骨壊死に対する臨床応用

Research Project

Project/Area Number 23592941
Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

佐藤 毅  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (60406494)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 千田 大  独立行政法人国立国際医療研究センター, 免疫病理部, 室長 (90312842)
臼井 通彦  昭和大学, 歯学部, 助教 (10453630)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
KeywordsACTH / MC2R KO mice
Research Abstract

本研究の目的の1つは、ACTHによる骨への影響を明らかにすることである。我々はACTH受容体ノックアウトマウス(MC2R KOマウス)の大腿骨の骨密度が高いことを見出していたため、さらにすすんだ解析として骨形態計測を行うことが必要であった。骨形態計測を行うには、硬組織切片作製機器が必要であったため、RM2235の購入を検討したが、購入予定の機器では研究の遂行に支障をきたすことが判明したため、前倒し請求を行い、RM2255を購入することとなった。前倒し請求が可能になる12月までは、試薬の準備と、マウスの繁殖およびジェノタイピングを行い、6か月齢マウスについて、脊椎骨および大腿骨のMMAサンプルを作製した。さらに、大腿骨骨髄より採取したマクロファージから破骨細胞に分化させる系において破骨細胞の分化は認められなかった(研究分担者臼井)。また、生後4日のマウス頭蓋骨から分化させた骨芽細胞の分化誘導実験を行ったところ、骨芽細胞のオステオカルシンの上昇が認められた。また、当初、MC2R KOマウスにMC3受容体阻害剤ペプチド(MC3R-ant)を作用させてACTHの影響を調べることを計画していた。MC3R-antについては市販されていないので、業者にMC3R-ant作製を委託する予定であったが、研究分担者(千田)よりMC3受容体ノックアウトマウスを入手できることとなったため、作製依頼をする必要がなくなった。一方で、予備実験として、骨形態計測の骨量測定のみ外注にて実施したところ、骨量については、MC2R-/-とMC2R+/-とで有意差は認められなかった。RM2255の入荷が平成24年1月末となり、2月より準備していたマウス脊椎骨の骨形態計測による解析を連携研究者の協力を得て解析を行っているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

購入を検討していた硬組織切片作製機器では対応できないことが判明して、前倒し請求が必要であったが、前倒し請求時期が12月となったため、やや遅れをきたした。

Strategy for Future Research Activity

今後は、MC2R KOマウスの骨形態計測をすすめる予定である。また、MC3R KOマウスについて、MC2R KOマウスと掛け合わせたマウスの骨形態計測をすすめて、ACTHの骨代謝における役割の解明を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

ミクロトームの納品が遅くなったため、切片作製が遅れ、作製費用が本年度に繰り越しとなった。その他、MC3RKOマウスの個体化にかかる費用、平成24年度は海外発表を予定しているため、その渡航費、論文作成のために英文校閲を依頼する予定のため、校閲費用がかかる。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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