2012 Fiscal Year Research-status Report
ハイドロキシアパタイト骨補填材の骨親和性に対するCOX-2の役割
Project/Area Number |
23592946
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
長谷川 温 東京医科大学, 医学部, 助教 (50424619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近津 大地 東京医科大学, 医学部, 教授 (30343122)
虻川 東嗣 東京医科大学, 医学部, 助教 (50453717)
松尾 朗 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70229417)
仲井 孝之 東京医科大学, 医学部, 助教 (70349471)
里見 貴史 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70276921)
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Keywords | ハイドロキシアパタイト骨補填材 / COX-2ノックアウトマウス |
Research Abstract |
顎口腔領域の骨欠損治療にともなう骨造成においては、複数の因子によってその成績が左右されるため、ときに理想とする骨質や骨量を獲得できない場合がある。骨誘導能・骨伝導能・骨形成能を期待できることから、自家骨移植による骨造成術が理想ではあるが、自家骨採取のために過大な侵襲を課さなければならないことがある。そこで本研究ではとりわけ歯科インプラント治療における骨造成に広く用いられるハイドロキシアパタイト骨補填材の骨親和性を、特にシクロオキシゲナーゼ2(cyclooxygenase-2;COX-2)との関連に注目して解析し、補填材周囲の骨反応におけるCOX-2の役割を検討することを目的としている。 本研究は3年間を研究期間として初年度は主にワイルドマウスおよびCOX-2ノックアウトマウスにハイドロキシアパタイト骨補填材を填入してこれらの骨親和性に対するCOX-2の役割を放射線学的、病理組織学的に検討する。さらにその結果をふまえて動物モデルで骨造成を行い選択的COX-2阻害剤を投与することで移植骨生着に対するCOX-2の関与を検討する。最終年次にはハイドロキシアパタイト骨補填材を用いて骨造成を行う患者のうち、術後鎮痛薬を選択的COX-2阻害剤群とアセトアミノフェン群とにわけて継時的な骨親和性の評価を行う予定としている。 現在研究は、ハイドロキシアパタイト骨補填材を填入したワイルドマウスおよびCOX-2ノックアウトマウスの放射線学的、病理組織学的検討を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動物実験モデルの作成に予想以上の時間を費やしているため。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは現在解析中の結果をまとめ、次のステップへと進めていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度に引き続き、動物実験およびデータ解析、またそれら結果の公表にかかる費用として使用する予定である。
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