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2012 Fiscal Year Research-status Report

上皮間葉間の移行阻害による癌の悪性放棄の機序解明

Research Project

Project/Area Number 23592958
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

新中 康史  東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (80361715)

Keywords浸潤・転移
Research Abstract

自己分泌型遊走因子強制発現のための全長cDNAならびにサイレンシングのためのライボザイムカセットcDNA を低転移型ヒト扁平上皮癌細胞株細胞HSC-3より抽出したトータルRNAより合成し、発現ベクターであるpBK-CMVならびにpCDNA3にライゲーションさせることでカセッティングした。これらのベクターは大腸菌JM109にトランスフォーメーションして少量調整した。さらにこれらのベクターは大腸菌JM109に単独もしくは共に導入させた。発現量は、大腸菌にフュージョン蛋白として発現させた後、ウエスタンブロットにて抗自己分泌型遊走因子抗体にて検出した。抗自己分泌型遊走因子抗体は、ウサギに免疫したポリクローナル抗体を用いた。これらの有効株から少量調整によりDNAを調整し、リポフェクタミンを用いてHSC-3細胞に単独もしくは共に導入し、現在G418セレクションを行い、ステーブル株樹立中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請時は山梨大学であり、山梨大学医学部歯科口腔外科にてようやく研究環境が整いつつある時であった。しかし、東京医科歯科大学顎顔面外科に異動となり、研究環境は大きく変化した。そのため設備、備品等を改めて購入しなければならなくなったことが、大きな理由であると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

本年中にステーブル株の樹立を完遂し、発現レベルを評価し、in vitroレベルでのEMTならびにMETを関連遺伝子ならびにタンパク質レベルでの発現を比較する。その上で、EMTならびにMETによる悪性獲得と悪性放棄の機序をこれらの樹立株細胞を用いて、mRNAおよびタンパク質レベルでの発現動態の変化を検討する他、ボイデンチャンバー、ウンドヒーリングアッセーなどの遊走実験やマトリゲルを用いた浸潤実験を行い動的な動態の機序解明を行う。また瞬時瞬時の細胞動態と発現のダイナミックな遺伝子ならびにタンパク質の変化を抗体を用いた免疫染色等で検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

本来は本年度でin vivoでのEMTならびにMETを生じさせた場合の悪性獲得と悪性放棄を検討する予定であったが、in vitroでの研究推進がほぼ完了した時点で、特徴的な株細胞をヌードマウスに移植して、造腫瘍性、転移性を比較するin vivo実験へ移行する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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