2011 Fiscal Year Research-status Report
海洋生物由来生理活性物質の探索と口腔癌幹細胞をターゲットとした分子標的薬への応用
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23592962
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
吉岡 幸男 広島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20335665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 哲治 広島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00169153)
小鹿 一 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (50152492)
林堂 安貴 広島大学, 病院, 講師 (70243251)
新谷 智章 広島大学, 病院, 助教 (90403518)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 海洋生物 / 生理活性物質 / 抗腫瘍効果 / 口腔がん / がん幹細胞 |
Research Abstract |
日本近海の海洋生物から生理活性物質を抽出し扁平上皮癌細胞に対する細胞毒性を指標に活性のある物質の精製を進める.活性のある物質はLC/MSを用いて構造解析をおこない既知の物質か新規の物質であるかを同定する.新規物質であれば抗腫瘍効果のメカニズムを解析すると共に大量合成を行い,ヌードマウスを用いた動物実験にて抗腫瘍効果を検証する.また既存の抗癌剤との併用による抗腫瘍効果の検討をIn vitroおよびIn vivoで検討する. 新規生理活性物質の口腔扁平上皮癌幹細胞に対する効果を検討する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)生理活性物質の精製・分離と大量合成,誘導体の合成(2)活性物質の構造解析と大量合成および新規誘導体の合成同定した化学物質がすべて既知の物質であったため.
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Strategy for Future Research Activity |
口腔扁平上皮癌に対する毒性試験口腔扁平上皮癌幹細胞の培養In vitroでの生理活性物質の抗腫瘍効果の解析In vivoにおける生理活性物質の口腔扁平上皮癌に及ぼす影響(ヌードマウスを用いた動物実験)以上について検索,解析を進める.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
新規生理活性物質の同定(小鹿担当)In vivoにおける生理活性物質の口腔扁平上皮癌に及ぼす影響(ヌードマウスを用いた動物実験)(吉岡,岡本担当)In vitroでの生理活性物質の抗腫瘍効果の解析(林堂,新谷担当)以上について検索,解析を進める.
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Research Products
(3 results)