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2012 Fiscal Year Research-status Report

幼少期ストレスが発達期脳神経細胞の転写・翻訳制御に及ぼす影響-自閉症との関連-

Research Project

Project/Area Number 23593031
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

光畑 智恵子  広島大学, 医歯薬保健学研究院(歯), 助教 (10335664)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 香西 克之  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (10178212)
森田 克也  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 准教授 (10116684)
Keywordsストレス / 発達 / 自閉症
Research Abstract

自閉症を含む発達障害の発症機序は多くの研究が進められているが、未だ明らかではない。本研究の目的は幼若期のストレスが出生後のepigeneticな遺伝子制御へ及ぼす影響さらに発達障害の発症への関連の可能性を明らかにすることである。
幼若期ストレスがepigeneticな遺伝子制御へ及ぼす影響に関しては、幼若期ストレスとして出生早期の母子分離を2種類の分離期間により行うことにより、ストレスの大きさと血中コルチコステロン値の関連を調べた。出生後6週間、3ヶ月後で両ストレス群間に明らかな差は認められなかった。また、脳内コルチコイド、脳内バソプレッシンに関しても両群間に明らかな差は認められなかった。ストレス暴露による海馬のグルココルチコイドレセプター(GR)の発現増強に関し、セロトニンの関与が報告されたことより、ストレス暴露による5HT関与について初代培養系を用いて実験を進めている。また、ストレスにより起こる変化についてGR以外にもエピジェネティックな制御の可能性を探索するために現在次世代シークエンスを用いた解析を準備している。同時に神経シナプスでのRNA granules翻訳制御に及ぼす影響を調べるために現在、マウス胎児脳を用いた初代培養系により実験を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年研究推進のための手続き並びに実験準備に時間がかかりスタートが遅くなっていた上に、多方面より出された新たな報告により軽微な方向性の修正等を行うことで遅くなっている。

Strategy for Future Research Activity

幼若期ストレスによって起こる脳内の変化についてその機序の解明の一旦としてエピジェネティックに着目して研究をすすめているが、現在遂行中の5HTの系とともにストレスにより起こる変化についてGR以外にもエピジェネティックな制御の可能性を探索するために現在次世代シークエンスを用いた解析を準備している。同時に神経シナプスでのRNA granules翻訳制御に及ぼす影響を調べるために現在、マウス胎児脳を用いた初代培養系により実験を進めていく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究遂行のために、薬品・試薬類、抗体、培養器材などが必要となるため、消耗品として使用する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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