2013 Fiscal Year Annual Research Report
歯の移動初期の牽引側歯根膜に発現する免疫関連因子の機能解析
Project/Area Number |
23593052
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
中村 芳樹 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10097321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 晃司 鶴見大学, 歯学部, その他 (10148059)
新井 千博 鶴見大学, 歯学部, 助教 (10460221)
花田 信弘 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
野村 義明 鶴見大学, 歯学部, 准教授 (90350587)
和田 悟史 鶴見大学, 歯学部, 助教 (20581119)
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Keywords | MMP12 / osterix / アルカリフォスファターゼ / エラスチン / コラーゲン線維 |
Research Abstract |
本年度は歯を移動した際の牽引側歯根膜について、酵素組織化学的(アルカリフォスファターゼ活性)、MMP12, IL-1βならびに骨形成な関係するosterixについて免疫組織科学的に解析した。アルカリフォスファターゼ活性は歯を移動していない歯根膜と同様に歯根膜全体に観察され、オステオイドが形成される歯の移動5日では骨表面に強い活性がみられた。オステリックスも歯の移動が経過するにつれて、骨表面の骨芽細胞ばかりでなく、セメント芽細胞や歯根膜の線維芽細胞にも観察された。歯の移動した際の歯根膜牽引側の初期反応は歯根膜線維の牽引と骨芽細胞の活性化により骨形成という単純な図式ではなく、炎症系因子の関与はもちろんのこと、線維芽細胞などの合成系の細胞の機能変化を含めた複雑な経過を辿ることが明らかとなった。
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Research Products
(12 results)