2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23593072
|
Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
沼部 幸博 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (90198557)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 弘 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (30184683)
石黒 一美 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (20508486)
|
Keywords | 喫煙 / 禁煙 / 歯肉溝滲出液 / AST / 潜血 / 歯周病 / 歯肉炎 / コチニン |
Research Abstract |
本年度喫煙習慣のある歯周病を有する患者(軽度から中等度歯周炎)の唾液中コチニン量を測定すると共に、GCFの採取を補綴物のない単根歯の特定部位(研究期間中同一とする)を選択し、行った。被験者には十分なインフォームドコンセントの後に協力を得る。また、禁煙支援開始に同意する被験者のみを選択した。 各被験者の歯周病の病態を、各種臨床パラメーター(プラークの付着状態、歯肉炎の状態、ポケットの深さ、アタッチメントレベル、エックス線写真所見による歯槽骨吸収量)の測定値として記録しGCF中の生化学成分の検索を行い、歯周炎患者におけるデータとした。これらは沼部、伊藤、井口が担当する。 昨年度同様、喫煙による影響を速やかに本人に報告し、禁煙支援を開始すると共に、禁煙開始後に試料採取、データ解析を行った。その際に、通常のプラークコントロール、縁上スケーリング等の治療も平行して行い、禁煙後および歯周治療開始後の病態とGCF成分の推移を統計学的に解析した。解析は沼部、伊藤、井口が担当する。そして禁煙が健康な歯周組織および歯周病の病態にどのような影響を及ぼすかを考察した。 以上の結果の一部は平成25年度日本歯周病学会秋季大会(群馬県前橋)、平成25年度秋季日本歯科保存学会(秋田県秋田市)にて報告を行った。
|