2013 Fiscal Year Research-status Report
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23593136
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
深田 美香 鳥取大学, 医学部, 教授 (10218894)
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Keywords | 睡眠 / 芳香 / 音楽 |
Research Abstract |
入院患者を対象にアロマセラピーを実施し、睡眠の質向上効果について検討した。 対象者は入院治療中のアロマセラピーに関心のある60歳代から80歳代女性3名であった。使用したアロマオイルはラベンダー、グレープフルーツ、ローズマリーカンファー、ティートゥリーの4種類とし、アロマオイルの拡散方法として、芳香浴、足浴、手浴を基本とした。アロマセラピー実施前後に主観的反応として質問形式によるアンケート実施及び客観的反応として脈拍・血圧の測定を行った。 その結果、3名の患者に共通して見られた効果は、睡眠改善、リラクゼーション効果であった。 また、アロマセラピーはアロマオイルの持つ心理的・薬理的効果だけでなく、アロマオイルの拡散方法、香りの嗜好性、身体的症状の程度がアロマセラピーによる睡眠の質向上効果に影響することが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対象患者の選出が困難であったが、睡眠の質評価の方法が確定できたため、今後は対象者数を増やし、音楽聴取も並行して行う。
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Strategy for Future Research Activity |
睡眠障害の自覚がある患者、および成人男女20名を対象に、精油あるいは音楽の使用による睡眠の質の変化を評価する。①コントロール期間(1週間)普段の状態での睡眠状況の測定、②芳香吸入あついは音楽聴取期間(1週間)1種類の芳香吸入、qるいは音楽を聴取し睡眠状況の測定、③ウオッシュアウト期間(1週間)芳香のない状態、音楽聴取をしない状態で睡眠状況の評価を行う。 睡眠の質評価は①睡眠中の三軸加速度、脈波測定、睡眠日誌(眠りの状態と起床時の気分についての主観的評価)、OSA睡眠評価表MA版による睡眠感の主観的評価により行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度は研究対象者数が予定より少なく、人件費と謝金が予定額より少なかった。また、旅費についても次年度使用予定ですため、使用しなかった。 人件費、旅費、その他消耗品費などに使用予定である。
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