2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23593148
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 ゆか (大須賀ゆか) 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (70363736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長崎 由紀子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (10737977)
篠田 かおる 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (70329829)
三善 郁代 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (00440727)
諏訪 美栄子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (00762816)
村松 有紀 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (30762942)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | 中小規模病院 / 感染防止院内研修プログラム / 手指衛生・標準予防策 / 集合研修 / OJT |
Outline of Annual Research Achievements |
愛知県内中小規模病院において感染防止院内研修プログラムの検証を実施した。 第1段階:感染管理担当看護師50名を対象に,「感染防止院内教育を展開するための導入研修」を実施した。研修は,院内教育プログラム展開に関する基礎的知識と感染防止院内教育の重要性と特徴等の講義,手指衛生・個人防護具着脱の演習,今後の院内教育の方向性を考えるグループワークとした。研修終了後,自記式質問紙調査により,各施設の感染防止院内教育の現状と対象者の担っている役割及び研修内容・効果の評価を実施した。 第2段階:看護職・介護職を対象とした手指衛生・標準予防策の集合研修およびそれに続く6ヶ月間のOJT(On-the-Job Training)のプログラムの検証を開始した。このプログラムには,第1段階の研究協力者が所属する15施設から参加協力が得られた。集合研修は,研究者ら作製した事前学習用教材とDVD教材を活用した講義・演習,個人・グループワークで構成した。講義・演習では,手指衛生・個人防護具着脱の基礎的知識と確かなスキルの習得をねらいとした。個人・グループワークでは,受講者各自のスキルや看護・介護場面での実践状況を振り返り,アクションプランをたてることをねらいとした。OJTは,集合研修終了後,受講者が所属部署でアクションプランを実施し,1・3・6か月後に目標の達成状況を振り返り,今後の取り組みを記入するものとした。この研修プログラムの評価は,プログラム活用者の感染管理担当看護師および研修受講者を対象に調査を実施した。前者には,院内教育の役割に関する質問紙調査と研修内容・方法等に関する半構成的面接調査を実施した。受講者には,集合研修終了後の研修内容に関する質問紙調査を実施し,アクションプランシートからはその実施状況を分析した。平成28年度においても,数施設で感染防止院内研修プログラムの検証を継続していく。
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Research Products
(2 results)