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2013 Fiscal Year Research-status Report

心拍データによる睡眠評価方法を用いた睡眠への看護介入効果の評価

Research Project

Project/Area Number 23593172
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

谷田 恵子  兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (60405371)

Keywords睡眠 / 心拍変動
Research Abstract

(今年度は,本研究者の家族に介護の必要性が生じデータ収集の都合がつかなかったことから,予定していたデータ収集を中断することとなり,1名の介入前後データと複数名分の介入前データを収集するのみとなってしまった。そのため研究期間を延長することとした。)
サンプルサイズがまだ小さく統計解析には至っていないが,現データからは,活動量が少なく日中はベッドから出ているものの車いすに乗って傾眠していることの多い高齢者では,24時間の平均分時心拍数が70回以下の対象の場合,心拍変動を周波数解析して得られる自律神経系活動指標値の変化はサーカディアンリズムが明確にならないケースが複数あったが,そのようなケースでも24時間心拍数は昼夜のリズムは明確であった。心拍数の動態のみで睡眠の深さを評価することは難しく,それには自律神経系活動指標値も必要であるが,入眠時刻の推定には,特に24時間平均心拍数が少ない場合は,自律神経系活動指標値の変化よりも心拍数の変化のほうが指標として優れていることが窺えた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

今年度は,本研究者の家族に介護の必要性が生じデータ収集の都合がつかなかったことから,予定していたデータ収集を中断することとなり,本年度の目標は達成できていない。

Strategy for Future Research Activity

光環境の調整による効果の評価を目標とする。看護学生をアルバイト雇用し,週に2~3日程度,屋外で日光あるいは室内で人工光にあたる期間を設けて,そうでない期間と睡眠状態を比較する。
データ収集にあたっては,心拍データと比較するための他の睡眠評価の方法の再検討を行う必要がある。既存のマット式睡眠計や腕時計型睡眠評価機器だけでは,活動量が少なく日中でもベッド上で臥床して過ごす時間が多い高齢者では正確に活動や睡眠状態を把握するには限界があることから,対象の夜間の状態についてスタッフから現状よりも詳しい情報を得られるようにし,対象からの聞き取りよる情報も合わせて評価していく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

予算の大部分をデータ収集補助およびデータ整理のために確保していたが,先述の理由により,データ収集自体がほぼ実施できなかったために次年度使用額が生じた。
今年度の予算は,主として,データ収集補助者のアルバイト雇用の費用,被験者への謝品購入費,介入に必要な道具の追加購入,および学術集会参加に掛かる経費として使用する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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