2012 Fiscal Year Research-status Report
弁当箱法の実践的活用-看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価
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23593183
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Research Institution | The Japanese Red Cross Akita College of Nursing |
Principal Investigator |
尾岸 恵三子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (30141229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細越 幸子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90305251)
宮堀 真澄 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90299785)
中村 順子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 准教授 (30469423)
佐藤 美恵子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助教 (70465805)
永易 裕子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助教 (00442012)
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Keywords | なし |
Research Abstract |
本研究は、テーマ“弁当箱法の実践的活用ー看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価”として4年間に渡り取り組むものである。研究の目的は、看護学生と地域市民のこれまでの食生活の意味を明らかにし、各々の生活に根ざした食生活のありようを見いだす事にある。平成24年度の実績の経緯及びその成果を以下に報告する。 【計画】1.食生活実態調査・健康状態調査の調査表作成、2.研究対象者(本学学生、地域市民)の公募、3.弁当箱法研修の企画・実施、4.研修参加者の振り返りの集い企画・実施、5.研修会後の実態調査と目安形成過程の半構成聴き取り 【結果及び今後の方向】食生活実態調査表及び健康状態調査表は、研究者により作成した。調査実施内容は、「3・1・2弁当箱法を物差しとした食生活の状況」及び「健康状態の調査」「ブレスローの健康習慣」により実態を把握する。同時にBMI計算、血圧測定、体脂肪率の計算等の演習」「3・1・2弁当箱法の活用に対する条件・希望」を問い今後への示唆を得た。 第1回の弁当箱法の研修会は、学生115名、地域住民29名の参加を得た。第2回目の振り返りの集いでは、学生9名、地域市民12名の参加者である。第1回の実施後の調査から弁当箱法を1回分の食事の目安量に役立てている人が9割を超えていた。また、弁当箱法を続けたい人・続ける人も9割を超えていた。弁当箱法が、主食・主菜・副菜の目安量に活用されている実態が明確に捉えらた。今後の研究の方向として、目安形成過程の構築を図る。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調としたことは、研修は予定通りの実施であり、また、データーの解析はその都度行っており支障はないが、報告論文の遅れによる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後については、報告書作成を含め計画通りに進める予定である。また、「収支状況報告書」(様式F-6-1)の49,035円については、弁当箱及び調理材料費の見積額が低かったためと報告書作成費の残金である。平成25年度経費に含め使用する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は、研修参加1年後の弁当箱法実施に関する調査及び研修会を2回実施する予定である。また、研修会後の調査(アンケート及び聞き取り調査)を継続する予定である。さらに、過去2年分を含めての報告書を作成し、中間報告とする。 研修会の時期については、地域住民からのお弁当箱研修会への期待があり、これらを含めて地域住民の新たな期待に対応する方法を考える。 今年度もお弁当箱及び秤の購入の時期(値下がりの時期)考慮して研究費の効果的使用につとめる。
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