2013 Fiscal Year Research-status Report
弁当箱法の実践的活用-看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価
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23593183
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Research Institution | The Japanese Red Cross Akita College of Nursing |
Principal Investigator |
尾岸 恵三子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (30141229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細越 幸子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90305251)
夏原 和美 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (00345050)
宮堀 真澄 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 教授 (90299785)
中村 順子 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30469423)
高田 由美 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 准教授 (90433888)
佐藤 美恵子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 講師 (70465805)
小野 麻由子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 助教 (50723243)
永易 裕子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 講師 (00442012)
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Keywords | 3・1・2弁当箱法 / 主食・主菜・副菜 / 食生活実態調査 / ブレスローの健康習慣 / 看護学生・地域住民 / 適量食事摂取 |
Research Abstract |
〔研究の目的〕本研究は、テーマ“弁当箱法の実践的活用ー看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価”として4年間にわたり取り組むものである。研究の目的は、看護学生と地域市民のこれまでの食生活の意味を明らかにし、各々の生活に根ざした食生活のありようを見いだす事にある。平成25年度の実績の経緯と成果を報告する。 〔計画〕1.研究対象者:本学学生及び地域住民の公募者、2.食生活実態調査・健康状態の調査、3.弁当箱法研修の企画実施、4.研修参加者の振り返りの集い企画実施、5.研修会後の半構成的面接による聞き取り調査 〔結果及び今後の方向〕食生活実態調査表は昨年度の表に手を加え研究者が作成した。「3・1・2弁当箱法の研修会は2回実施した。1回目は2グループに分け、2回目は1グループの編成にて行い、参加者総数141名(学生105名、地域住民36名)であった。BMI計算及び血圧測定は学生のボランティアにより実施、また、健康週間はブレスローの健康習慣により算出した。BMI及び血圧値は、地域住民にやや高い傾向が認められた。初回者の弁当箱法に対する印象は、今後も使用したいが9割以上である。地域住民の中には、複数回の参加者がおりその理由は、参加の度に学生から元気をもらうとの声があった。研修会での弁当箱つくりそのものへの期待が高いことが覗われた。今後の研修会は、「3・1・2弁当箱法」の活用と同時に研修会参加への共食効果も期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ねとした理由は、統合的な報告書の作成の段階に至っていないことにある。 弁当箱法の研修は、年3回企画して確実に行っている。しかし、報告は学生及び住民への結果報告にとどまり、完成度の高い研究報告書の作成に至っていない。 現在、「弁当箱法の実践的活用ー看護学生・住民の適量食事摂取の目安形成過程の構造化・評価と今後の食生活の在り方」と題して、最後の年度の研究を含めた報告会を企画している。平成26年度の秋に実施予定で計画中である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の今後の方向性は、4年間の統合研究として整理することである。また、これらから得られた結果を学生の食教育及び地域住民の健康教育に反映することにある。 また、現在予測される高齢社会への活用について、「弁当箱作りの効果」から得られた、「学生と高齢者の共食とお弁当箱作りによる健やか健康教育という観点」から、視点を変えて取り組む必要性が見えてきた。今後の研究として取り組む課題である。
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Research Products
(1 results)