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2013 Fiscal Year Research-status Report

臨床看護師のための倫理的行動自己点検・評価システムの開発と普及

Research Project

Project/Area Number 23593187
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

永野 光子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90320712)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舟島 なをみ  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
亀岡 智美  独立行政法人国立国際医療研究センター, 国立看護大学校, 教授 (50323415)
吉富 美佐江  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30456462)
Keywords看護師 / 倫理的行動 / 自己評価 / 測定用具 / 自己点検・評価システム
Research Abstract

本研究の目的は、病院に就業する看護師が、自律的に倫理的行動の改善・調整を可能にする「臨床看護師のための倫理的行動自己点検・評価システム」を開発し、その普及に向けシステムの有効性を検証することである。この目的達成に向け、第一段階の看護師の倫理的行動の解明に取り組んでいる。平成25年度は、看護師の倫理的行動の解明をめざし継続しているデータを目標数まで収集し、分析、結果の産出が目的であった。データ収集は、看護師が日常的に行っている倫理的行動を思い起こしてもらうために、具体的な臨床場面を例にとり、対面して協力を依頼する方法を採用した。測定用具には、看護師の倫理的行動に関する質問紙と特性調査紙を用いた。質問紙の回収は、返信用封筒を用いた個別投函とし、質問紙の返送をもって看護師個々の研究参加への同意を得られたものと判断した。
平成25年度までに、病院に勤務する看護師へ対面により調査を依頼し、合計1554部の質問紙を配布した。返送された質問紙は341部であり、回収率は22.0%であった。このうち看護師の倫理的行動に関する質問に回答のあった326部を分析対象とした。対象者の背景は、男性15名(4.6%)、女性311名(95.4%)、臨床経験年数は平均14.3年(SD8.9)、年齢は平均37.1歳(SD9.2)、病院所在地、病床数、所属部署、職位、卒業看護基礎教育課程は多様であった。
目標とする300データを収集できたため、現在、看護師の倫理的行動に関する記述データの分析に取り組んでいる。分析方法には看護教育学における内容分析(舟島、2007)を用いる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

第一段階の看護師の倫理的行動を解明するためのデータ収集に時間を要した。これは、対象となる病院に勤務する看護師へ直接対面して研究協力を依頼し、質問紙を配布する方法によりデータ収集を行ったこと、回収率が22.0%と当初の予想よりもかなり低く、目標数のデータを収集するまでに予想以上の時間を要したことによる。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度は、以下の計画を推進する。①収集した自由記述回答を看護教育学における内容分析(舟島、2007)を用いて分析し、看護師の倫理的行動の全容を解明する。②①の成果を基盤に、質問項目の作成、尺度化、レイアウトを行い、「倫理的行動自己評価尺度-臨床看護師用-」を作成する。③専門家会議、パイロットスタディにより尺度を検討・修正する。④「倫理的行動自己評価尺度-臨床看護師用-」を用い、病院に就業する看護師を対象とした全国調査を実施し、信頼性・妥当性を検証する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究計画が遅れているため、予定していた質問紙調査を実施することができなかった。
平成26年度、看護師の倫理的行動を解明し、その成果に基づき自己評価尺度を開発する。その際に、測定用具の信頼性・妥当性を確保するために専門家会議開催にかかる会場費、消耗品費、謝金、旅費、信頼性・妥当性検証のための質問紙調査にかかる通信費として使用する。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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